2012年1月19日の「宣布式」の真相 ―「真のお母様は堕落した」という批判に対する応答
~真のお父様の御言:「お母様に対する心配はする必要がないのです」~


(文責:教会成長研究院)

 
 機関誌『世界家庭』に連載している「サンクチュアリ教会を支持する人々の言説の誤り」の第4回目で、すでに取り扱った問題に、「【4】『お母様は、お父様と一体となっていない?』という批判への応答」があります。2012年1月19日の「訓読会」での真相がさらに明確に分かりましたので、そのサンクチュアリ教会側の人々の批判に対して、以下、応答いたします。

 サンクチュアリ教会側の人は、2012年1月19日の訓読会で、「真のお父様は、真のお母様を否定され、『皆、お母様と一団となって違う道を行っている』、『お母様が“私の言葉を聞きなさい”とするのは、ルーシェルよりももっと恐ろしい存在だ』『私は今独りだ、息子も娘もいない』」と語られた。お母様は、お父様と『最終一体』になっているとは言いがたい」などと述べ、お母様を批判しています。
 この批判は“メモ情報”に基づく不正確で悪意のあるものですが、この訓読会で、お父様は次のように「宣布式」をしておられます。【写真1】

「中国と(旧)ソ連が、これから問題です。それを一つにするのは、お前たちがしなければなりません。分かりましたか。お前たちが果たすべき責任ですが、お前たちができないので、このような条件をすることによって、霊界が代わりに、このような式をしてあげることによって、お母様が前に立つようになれば、全部、従って、お母様がするとおりについていけば簡単なのです。私、お父さんの心配、今やお母様に対する心配はする必要がないのです。……さあ、天地に、この日を期して、完全に統一、一体圏を、真の父母と共に、子女たちと共に、全世界が一つになって成立した条件をお祝いいたします。ありがとうございます。敬拝。拍手。真の父母の名前で、聖婚、完結完成、解放圏が勝利の条件を立てて、自由に、天に飛んでいきなさい!アーヂュ!」

【写真1】

【写真1】


【写真2】

【写真2】

 この宣布式は、まずお母様を先頭に立てて、その後ろに石俊淏氏、尹晶老氏、黄善祚氏、金孝律氏の4人を立たせて行われ【写真2】、その後、お父様の横にお母様が立たれ、4人の向きを変えて行われました【写真1】。この宣布は、その当時、國進様、亨進様を中心とする教会体制が、お父様の願いに一致することができず動いていることをお父様がお知りになり、その問題に対して、お母様を中心とする道理、原理原則を再確立するために厳しく叱責して収拾されたものです。

 この宣布式で、お父様が「お母様が前に立つようになれば、全部、従って、お母様がするとおりについていけば簡単なのです。……お母様に対する心配はする必要がないのです」と語っておられることからも分かるように、お父様は、どこまでもお母様を前に立てて宣布しておられるものであり、サンクチュアリ教会側の人が言うように、お父様が「お母様を否定され」たという内容ではありませんでした。

 私たちが知っておかなければならないことは、子女であるカイン・アベルはお母様を中心に一体となって、まず「真の母」に繋がり、それから「真の父」に連結していかなければならないという原理原則がある点についてです。
 『世界家庭』連載の第13回目、第14回目の記事でも述べたように、世界平和統一家庭連合時代は、「長子と次子は母親の名のもとに絶対服従しなければならないのです。服従するようになれば父と連結します(『主要儀式と宣布式Ⅲ』151ページ)、「あなたたちカインとアベルがお母様の言葉に絶対服従しなければなりません。……あなたたち兄弟同士で争って分かれることはできません。それが父母を殺した元凶です」(「ファミリー」2008年6月号、30ページ)という原則に従って、子女は「真の母」を通じて「真の父」に連結していかなければなりません。この原理原則は、全祝福家庭に当てはまるもので、その点について、お父様は「お母様を中心としてカイン(祝福家庭)・アベル(真の子女)が一つにならなければなりません。お母様と一つにならねばならないのです。そうしてこそ先生と一つになるのです。霊界もそうであり、地上もそうです。先生と、神様と、です」(マルスム選集265-310)と語っておられます。

 三男の顯進様の場合、「真の母」を通じて「真の父」に連結されるという原則から外れていたため、顯進様の活動をお父様はお受け取りになることができませんでした。しかし、以前の國進様、亨進様は、自分たちの活動をお母様に報告し、「真の母」を通じて「真の父」に連結されていたため、お父様はそれらの活動を受け取られ、祝福されたのです。すなわち、当時、カイン・アベルに対する「母子協助」があったがゆえに、お父様は祝福しておられたのです。今現在におけるサンクチュアリ教会の問題は、以前のときと違って、國進様や亨進様が「真の母」と共におられず、「真の母」と一体となっておられないことが根本的問題なのです。

 ところで、2012年1月19日のお父様の叱責問題は、2013年天暦1月13日に予定されていた「三度目の聖婚式」(神様の結婚式)を、お父様の願いと一致せずに約1年早めて行おうとしたところに問題があったため、認定することのできない問題でした。
 当時、子女様を通じて日本に伝達されていた情報には、2012年1月23日(天暦1月1日、第45回真の神の日)に「三度目の聖婚式」(神様の結婚式)が挙行されるという内容がありました。その当時の様子を伝える「KMS中和新聞」(通巻446号)に掲載された「今日の摂理解説」には、「当初、天基3年天暦1月1日午前10時より『天地人真の父母様聖婚式(神様の結婚式)』を予定し、準備を進めていましたが、このたびは延期され、2013年1月13日の『基元節』に合わせて執り行うことになりました。それゆえ、天暦1月1日午前10時の式典は……『天地人真の父母様93聖誕金婚および禧年・古稀』という名称になりました」と解説されています。

 この「三度目の聖婚式」(神様の結婚式)から「天地人真の父母様93聖誕金婚および禧年・古稀」という名称に変更になった式典では、真の父母様がまるで結婚式で着るかのような白い洋服を召され、それを子女様がサポートするなかで、天暦1月1日午前10時から挙行されました【写真3、4】

【写真3】

【写真3】


【写真4】

【写真4】

 この式典について、いわゆる「郭グループ」側が最近、日本で集会を行って配布している書籍には、「文亨進と呉澤龍ら統一教会は、2012年1月22日『真の父母誕生日』に韓鶴子と神様の結婚式があると宣伝してきたが、創始者(注、お父様)の反対により取消しとなったという噂が広まった。1月19日と21日、創始者が韓鶴子を責めた理由が、創始者の許可なしに進めてきた韓鶴子と神様の結婚式である可能性が高い」(200~201ページ)とあります。この郭グループ側の流す情報は、噂に基づく情報であるために不正確であり、正しくは、1月23日(第45回真の神の日)に行う予定であると子女様を通じて伝えられていたお父様とお母様による「三度目の聖婚式」(神様の結婚式)であって、その式典が行われたのは「1月22日『真の父母誕生日』」でもなければ、また「韓鶴子と神様の結婚式」というものでもありません。

 この噂は、今ではさらに変貌を遂げ、最近の噂によると「1月18日に金孝南氏が主礼に立ち、神様とお母様の結婚式を決行した。それをお父様がお知りになって、翌19日にお母様を叱責されたのだ」とか、「お母様は悪神と結婚をし、堕落した」という噂に変貌していることに留意しておく必要があります。
 しかし、これらの情報が完全に誤りであることは、翌1月19日の「宣布式」で、お父様が「お母様が前に立つようになれば、全部、従って、お母様がするとおりについていけば簡単なのです。……お母様に対する心配はする必要がないのですと語っておられる事実から見ても明らかなことです。

 ちなみに、お父様の願いとしては、「三度目の聖婚式」を、本来、もともと2013年天暦1月13日の「基元節」(Dデー)に行う予定だったのであり、お母様は、このお父様の願いに従って「三度目の聖婚式」(神様の結婚式)を、お父様のご計画通り2013年天暦1月13日の「基元節」に挙行されたという事実を理解しておかなければなりません。

 さて、2012年1月19日の叱責から2日後の1月21日(真の神の日の2日前)の訓読会でも、お父様は同じような御言の流れの中で、当時の韓国会長であった石俊淏氏を前に立たせて、次のように御言を語られ【写真5】、叱責しておられます。

【写真5】

【写真5】

「國進、亨進が責任者ではありません。彼らも私が分からないようになせば引っかかるのです。(石俊淏氏に対して)行きなさい。お前たちが分からないと思ってしても、皆、分かっています。私の後ろには報告する人がいるのです。それが誰か。エデンの園で堕落する前に『善悪の実を取って食べたら死ぬだろう』といった、そのかたです」

 「真の母」を中心にカイン・アベルが一つにならなければならないという原則から見たときに、当時の國進様と亨進様(アベルの子女)の諸活動に対し、韓国の元老食口をはじめとする祝福家庭(カインの子女)のなかに“不協和音”が起こり始めていたことも事実であり、この問題を整理しなければなりませんでした。すなわち、カインとアベルが「真の母」を中心に一体となっていない問題がありました。この問題について、その当時を振り返って、いくつかの点を指摘すると、次のような内容を挙げることができます。

 2012年1月22日(真の神の日の前日)に挙行された「天福灯籠点灯式」【写真6】、および1月24日(天暦1月2日)に挙行された「統一教天福パレード」【写真7】、そして「天福式」【写真8】に対して、「これらの内容は、お父様の信仰の伝統になかったことではないのか?」という“違和感”を表明していた元老食口や祝福家庭が少なからず存在していました。しかし、子女様は、「真の母」を通じて「真の父」に繋がっているという一点において、お父様は子女様を祝福しておられたのです。

【写真6】

【写真6】


【写真7】

【写真7】


【写真8】

【写真8】

 しかしながら、2012年1月24日(天暦1月2日)の「統一教天福パレード」後に行われた「天福式」においては、お父様の叱責は“頂点”に達せられ、次のように御言を語っておられます。

「父が始めねばなりません。……天地人真の父母が中心であり、今回のすべての行事は真の父母から始まるのであって、お前たちがしたらひっくり返って混乱するのです」
「先生の息子娘は十四人の息子娘がいますが、皆、似ています。手も似ているし、髪の毛も似ているし、性格も似ています。誰の言葉も聞きません。どれほど頑固か。聖進が代表であり、國進が代表であり、その次には亨進が代表で、その息子娘も代表です」

 この「天福式」の場で、お父様は「天福ろうそく伝授」「聖土式」「聖塩伝授式」の式進行、および式典の全てを再構成され、子女様を叱責されながら指導されました。
 この点について、その噂を聞きつけた「郭グループ」側の配布している前述の書籍には、「2012年1月24日、天福祝祭天福ろうそく・聖塩伝授式で、創始者が行事に対して激怒し、聖塩を韓鶴子にかけるような態度をとり、韓鶴子は不快な表情を見せた」(201ページ)とあります。しかし、この郭グループ側の流す情報は不正確なものであり、映像を確認してみると、まず父母様のお二人で器に入れられた聖塩を掴まれ、それからその聖塩をお父様が撒かれましたが、その撒かれた相手はお母様ではなく、亨進様と妍雅様に対して撒かれたというのが真相です【写真9】。

【写真9(ビデオ映像より)】

【写真9(ビデオ映像より)】

 サンクチュアリ教会側の人は、2012年1月19日の「訓読会」で始まるお父様の叱責、および4人を立てて行った「宣布式」、そして「天福式」での叱責などの一連の流れこそが、「お母様の反逆の始まりである」と主張しています。
 しかし、一連の流れの真相を知ってみれば、お父様の叱責はお母様に対して向けられていたというのではなく、子女様(アベルの子女)とそれに同調できず一体化できていない祝福家庭(カインの子女)に対して向けられていたのです。

 当時、これらの一連の流ればかりではなく、お父様が1997年4月8日の御言で、同年4月10日を期して「世界平和統一家庭連合」の名称を使用するよう命じられ、統一教会(世界基督教統一神霊協会)の名称から家庭連合(世界平和統一家庭連合)の名称の時代を迎えていたにもかかわらず、子女様の意向によって再び「統一教」へと回帰してしまった問題もあります。
 お父様は、2000年10月27日の「家庭王権時代」宣布の御言で、「私たちの家庭が神様、天地父母に仕える、主に仕える初めて出発した家庭であるということを意識しながら生きなければならないということを知らなければなりません。……それゆえ、この基準を中心として教会を解体しました(『主要儀式と宣布式Ⅳ』569ページ)と語っておられました。
 ところが、お父様が「解体しました」と語っておられたはずの統一教会の名称へと、子女様の意向で再び戻ってしまったのです。

 さらには、「聖霊治癒礼拝」と題して、四位基台を描く動作、および波動を送るための歌など、韓国の元老食口たちは“お父様の信仰の伝統が失われるのではないか”という危機感を募らせていたその当時の状況がありました。
 しかし、すでに前述したように、國進様、亨進様は、自分たちの活動をお母様に報告し、その「真の母」を通じて「真の父」に連結されていたため、お父様はそれらの活動を受け取られ、祝福しておられたのです。

 この「真の母」を通じてこそ「真の父」に連結するという原則があるため、お母様のもとの子女様がお父様の意向にそぐわないという〝子女に関する問題〟が起こったとき、お父様は子女の代わりに「真の母」を叱責して問題を収拾していかれるのが原理原則であることを知らなければなりません。
 そうして、聖霊の実体であられる「真の母」が、私たち子女の不足を天の前に執りなししてくださるのです(ロマ8・26~28)。
 お母様のすばらしさは、このようにして、お父様がお母様を身代わりに叱責されても、そのことについて一言も弁明なさらず、お父様に対してどこまでも従順に従っていかれるところなのです。
 そのようなお母様の内的姿勢について、お父様は次のように語っておられます。

「伝統的に『ため』に生きる愛をもった代表的な女性を探してみると、お母様がすべての面において一致するので選んだのです。文総裁の目は偽物ではありません。……心が美しいので、顔が美しいのです。心が美しいので、声も美しく、姿も優雅なのです。壇上でも、とても自然です」(『真の御父母様の生涯路程⑩』53ページ)
「統一教会の皆さんよりも、お母様のほうが先生をもっと信じています。統一教会の皆さんが私を信じるよりも、お母様のほうがもっと私を信じているのです。あらゆる面において尊敬しているということを知らなければなりません」(同、491~492ページ)
「お父様は、愛を征服し、復帰するために来ました。そして、それは神様に対する心情復帰でもあります。それこそ、愛の十字架でした。しかし、お母様は、このような困難を経ながらも、ただの一言も弁明しませんでした。お母様自らその苦難の意味を悟って忍耐し、ついに勝利したのです」(天一国経典『真の父母經』201~202ページ)

 私たちは、いかなる状況にあったとしても、人の悪口を語られず、一言も弁明されずに、ただひたすら信仰と感謝で生きて来られた真のお母様の内的姿勢を相続し、“似た者”とならなければなりません。

― 以上 ―