〝使い古しの主張〟にしがみつくUCI側を支持する「ONE TRUTH 有志の会」

文責:教理研究院

         注、真の父母様のみ言は「青い字」で、UCIおよびFPA(いわゆる「郭グループ」)側の主張は「茶色の字」で区別しています。

 教理研究院は、2021年4月19日に「ONE TRUTH有志の会」(以下、「有志の会」)の批判に対して応答しましたが、4月26日、再び「有志の会」は懲りもせず、彼らのブログに「『お父様有原罪』論文、教理研究院が隠しきれない証拠が続出」という反論文を載せました。彼らは、ここで「隠しきれない証拠が続出」と新たな証拠が次々と出てきているかのごとく表現しますが、彼らの批判は使い古した変わりのない批判です。彼らの卑怯な点は、金振春博士の論文のうち〝批判に使える〟と思った部分だけを取り上げて使用しており、金振春博士の論文の全体像を取り上げていない点です。

 金振春博士は「真のお父様が天の血統で誕生したというみ言」として、いくつものみ言を取り上げて論じています。その一方で、金振春博士は「真のお父様は、堕落血統で生まれ、本然血統で生まれなかったというみ言」として、同じようにいくつものみ言を取り上げて論じています。
 「有志の会」の卑怯なところは、上記のうち、金振春博士が〝後者〟について取り上げた部分から、自分の都合のいいものだけを強調し、あたかも新たな「証拠が続出」しているかのように述べている点です。
 金振春博士は、上記の論文で、「原罪」についての両面に関するみ言を取りあげているだけで、真のお父様に「原罪」があったとも、なかったとも述べていません。それが真相です。

 「有志の会」は、金振春博士の論文を取り上げて強調しますが、この批判は「有志の会」が何度も述べてきた使い古した主張に過ぎません。
 教理研究院は、2017年2月7日の金振春博士(天一国学術苑苑長)の「論文」発表の後、真のお母様ご自身が、2017年4月12日のご聖婚57周年記念式典で「原罪なく生まれた独り子」と語られたことを取り上げ、さらに、2017年9月10日の「孝情学術苑国際学術シンポジウム」で、真のお母様の指名を受けて、金恒濟教授(当時、天一国学術苑共同苑長)が「真の父母としての啓示」という論文を発表したことについて取り上げています。
 金恒濟教授は、「独生子・真のお父様」の聖誕について次のように述べています。

 「独生子はサタンが讒訴する条件と原罪がなく、堕落と関係ない〝神様の唯一の血統であり唯一の息子〟」(「学術論文」88ページ)
 「真のお父様は神様の唯一で原罪のない息子、独生子として誕生された」(同、89ページ)

 重要なことは、真のお母様ご自身が「原罪なく生まれた独り子」と語っておられることです。
 そして、時系列で見るなら、天一国指導者たちが発表した確実な情報として、当時、金振春博士と共に「天一国学術苑」の共同苑長を務めていた金恒濟教授が「真のお父様は神様の唯一で原罪のない息子、独生子として誕生された」(「学術論文」89ページ)と発表した内容こそ、同じテーマの新しい確実な情報だという点です。
 金恒濟教授の発表は、真のお母様の指名によってなされたものであり、公式的なものです。これこそが、お母様のお考えそのものであることは明らかです。

 「有志の会」は、真の父母様のみ言に根拠を置こうとはしませんが、ここに、彼らのゆがんだ信仰姿勢が如実に現れています。そして、その最たるものが、真のお父様のみ言に根拠がないにも関わらず、「第4アダム・顯進様」として顯進様を祭り上げる彼らの信仰姿勢なのです。
 私たちは、真の父母様の前に孝情を持って〝孝子の道理〟を果たさなければならなりません。天上におられる真のお父様、地上で摂理を牽引される真のお母様に対して、これ以上、悲しみを与えるのではなく、心情の棘を抜き、喜びを返す子女とならなければなりません。

以上