〝反論済みの内容〟を蒸し返すサンクチュアリ教会の澤田地平氏の悪意

文責:教理研究院

            注、真の父母様のみ言や『原理講論』は「青い字」で、サンクチュアリ教会側の主張は「茶色の字」で区別しています。

 2021年5月11日に、サンクチュアリ教会の澤田地平氏は「太田朝久は、韓鶴子は堕落世界から復帰された人間であると講義しています」と述べ、まるで教理研究院の太田朝久院長が「真のお母様の無原罪誕生」を否定しているかのように述べ、〝虚偽〟の内容をインターネットでたれ流しています。
 しかも、澤田地平氏の悪意ある点は、彼が批判のためにアップした2分49秒間にわたる映像は、すでに教理研究院の〝反論済み〟の内容ばかりという点です。
 1分53秒から2分49秒までの内容は、かつて澤田地平氏が〝改竄行為〟に基づきながら太田朝久氏の講義を批判していた内容であり、これについては2018年2月27日にすでに反論済みです。彼は、3年2か月以上たってから、再び同じ批判内容を繰り返し述べていますが、姑息にも、彼はこの内容がすでに反論済みであることに気づかれないようにするための〝隠蔽工作〟か、今回は以前書いていた批判文は一切掲載していません。
 澤田地平氏は、太田院長が講義で「韓鶴子には原罪があります」と述べていると主張していますが、そのような発言は一切なく、そのような講義はしていません。この点については、2018年2月27日の反論文で、次のように述べています。

 「お父様のみ言は、主語が真の父母』になっていることに注目しなければなりません。そこに『真の母』が含まれており、そこからお母様を排除してはなりません。お父様は、真の父母は……神様をお連れして、(完成圏から)堕落圏の長成(期)完成(級)基準まで降りてきて』と述べておられ、そして、『真の父母が通過した梯子があるので、それを上がることが出来る』とか、『真の父母と一体となっていけば、無難にその峠は通過します。真の父母を離れた場合には、行く道がありません』と明確に語っておられます。
 特に、み言の最初の部分で、お父様は真の父母は蘇生、長成、完成(期)基準以上に、完成基準を通過して降りてきているのです』と語っておられます。この言葉から明確なように、お父様もお母様も、共に堕落圏(長成期完成級以下)におられるのではありません

 「太田講師は、『霊的堕落のみの時の救済摂理』という内容に基づき、『真の母』は、復帰された『エデンの園』において〝無原罪〟〝神の血統〟を持たれた独り娘(独生女)として顕現された女性であるとして、終始一貫して講義してきました」

 以上のように、2018年2月27日の反論文で述べています。詳細は下記のURLの内容を読んでください。(https://trueparents.jp/?page_id=4002

 また、澤田地平氏が2分49秒にわたる映像の中の1分53秒までの部分は、非原理集団である「霊的集団・駒場グループ」に対する反論の映像から、ある一部分だけを抜粋した映像であって、その映像の全体の趣旨を汲み取らず、まるで太田院長が、「韓鶴子には原罪があります」と述べているかのように誤導しようとしています。しかし、この内容に対しても教理研究院は、『虚偽に満ちた金鍾奭著「統一教会の分裂」――軌を一にする郭錠煥著「事必帰正」』(以下、『虚偽に満ちた』)の231~232ページおよび246~252ページで、すでに反論済みのものばかりです。以下、『虚偽に満ちた』から引用します。

 「真のお父様は(メシヤは)愛する子供一人で何になるか。子供自体は、その相対者(真の母)を得なければならない。相対者をどこから得るか。天上から得るんじゃない。堕落の結果地上で失ったんだから、地上で再創造しなければならない』(『祝福家庭と理想天国Ⅱ』 872ページ)と述べておられますが、それに対しUCIを支持する人物は、お母様を天上(霊界)からではなく、地上世界から探し出すということをもって『お母様の無原罪誕生』を否定しようとします。しかし、このみ言は、イエス様が地上で『真の母』を探し立てることができず、十字架の後、復活されてから聖霊という『霊的真の母』を立てられましたが、そのようにして『天上から得る』のではなく、地上で実体であられる『真の母』を探し立てなければならないことを意味するみ言です」(『虚偽に満ちた』232ページ)

 上記の反論内容は、〝UCI側に対する反論〟の内容であるのみならず、〝駒場グループに対する反論〟として、「真の母」を聖霊のように天上から得るのではなく、「真の母」は地上世界で実体として探し出さなければならないという「原理」に基づいて述べているものです。
 澤田地平氏がいうような「韓鶴子には原罪があります」という意味ではありません。

 さらに、「エバを堕落圏から復帰して再創造し……」「サタン世界から奪い返して……」というみ言についても、すでに教理研究院は、次のように反論しています。

 「前述したみ言の『エバを堕落圏から復帰して再創造し……』『サタン世界から奪い返して……』という場合の『堕落圏』『サタン世界』とは、まさしくメシヤご自身が闘って自然屈伏させて取り戻すという、〝三人の天使長〟の状況そのものを指して語っておられるものです。すなわち、『堕落圏』『サタン世界』とは、具体的には、堕落した天使長圏のことを指しており、そこから取り戻すことを意味しているみ言なのです。

〝三人の天使長〟の基台が確立すれば、『エデンの園』が再現され、独り娘が顕現する条件が備わるということであって、エバそのものが、『堕落圏』(堕落している)『サタン世界』(サタンの血統)という意味ではありません」(『虚偽に満ちた』250~251ページ)
 詳細は下記のPDFの内容を読んでください。(PDF『虚偽に満ちた』から抜粋)

 以上のように、澤田地平氏が「韓鶴子には原罪があります」という発言の内容については、すでに教理研究院が〝反論済み〟のものであり、教理研究院が論じている結論を完全に無視しています。澤田地平氏は、このような事実を知ってか知らずか、3年2か月以上も前にした批判内容を再び同じように繰り返しています。本当に知らないならば余りにも勉強不足です。もし、教理研究院が〝反論済み〟の事実を知っていて、それを再び取り上げているのだとすれば、非原理集団特有の悪意に基づく批判以外の何ものでもありません。

以上