文責:教理研究院
注、真の父母様のみ言や『原理講論』等は「青い字」で、
非原理集団側の主張は「茶色の字」で区別しています。
UCI・FPA(いわゆる「郭グループ」)およびサンクチュアリ教会は、独自的に「祝福式」なる儀式を行っています。これら非原理集団が行う「祝福式」なる儀式は〝非原理的儀式〟であり、今後、同様の儀式が行われても、私たちはそれに参加してはなりません。なお、この内容に関連した動画が、すでに「同サイト」に掲載されています。ぜひ参考にご覧ください(下線付きの青い文字部分をクリック)。『世界家庭』2024年3月号「解説」を追加掲載しました。
(1)UCI・FPA(いわゆる「郭グループ」)の〝非原理的動き〟
彼らは2024年2月17日に、「特別祝福式」なる儀式を予定しています。
この儀式の意義について、彼らは次のように述べます。
1.真の家庭を破壊した罪を悔い改め、贖罪を受ける
2.第4アダムと一つとなって、真の家庭に再連結する
3.天一国創建に向け、責任を果たすことを誓い、再出発する
この主張は、真の父母様をおとしめる〝非原理的主張〟です。
(2)「真の父母」を自称する顯進氏の〝非原理的言説〟
文顯進氏は、2024年1月1日午前零時の祈祷で「私たち夫婦が真の父母として祝福運動を再開して、あなたの祝福を全人類に拡張することに今年、着手する」などと祈っており、自らを「真の父母」であると宣言しています。これは看過できない〝非原理的主張〟です。
真のお父様は〝人類の真の父母は永遠に一組だけである〟と宣言しておられます。
「真の父母様は一組だけです。今、この時の一度だけだというのです。過去にもいなかったのであり、未来にもいません。真の父母様が肉身をもって実体で存在するのは、この時だけだというのです。永遠の中でたった一度です」(『永遠に唯一なる真の父母』97ページ)
「『真』という言葉は、代表的であるという意味です。ですから、真の父母というのは、二組はあり得ません。一組しかいないのです。過去には存在せず、現在に一組だけ存在し、後代にも存在しません」(同99ページ)
「人類の真の父母」は勝利した〝人間始祖〟のことであり、500年経とうが、1000年経とうが、永遠に文鮮明・真のお父様、韓鶴子・真のお母様であるというのです。顯進氏が自らを人類の「真の父母」とする主張は、この原理の本質を理解していない〝非原理的主張〟です。
UCI・FPA(いわゆる「郭グループ」)を支持する人々は、韓鶴子・真のお母様が「堕落した」のだと主張します。この主張も、真のお母様の位相について語っておられる真のお父様の次のみ言を無視した〝非原理的主張〟にほかなりません。
真のお父様は2003年3月10日、文総裁ご夫婦は神様と一体となり、完成した夫婦であることを語っておられます。
「今まで霊界では、神様が見えませんでした。今、行ってみれば、霊界の父母の立場で、文総裁ご夫婦の顔が現れて、きらびやかな光で見えるので、顔を見詰めることができないほど、まぶしくなるというのです」(『ファミリー』2003年5月号27ページ)
また「後天時代には、神様御自身が真の父母の姿で万人の前に顕現します」(『平和神經』295ページ)とも語っておられます。
真のお父様と真のお母様は、神と完全一体となっておられ、この事実は『原理講論』に「個性を完成した人間は、絶対に堕落することができない」(135ページ)とあるように、堕落することは絶対にありません。
その人類の「真の父母」から〝神の血統〟が流れてくるのです。この〝神の血統〟を相続する儀式が、家庭連合の「祝福式」です。私たちは、〝神の血統〟につないでくださる真の父母様を排除し、自分かってな原理解釈で家庭連合と別行動を取っている顯進氏が主催する「特別祝福式」なるものに参加してはなりません。
(3)真の父母様に従わずに「第4アダム」を自称する顯進氏
真のお父様は、真の父母のもとを離れ、別行動を取り続ける顯進氏に対し、2011年陽暦5月25日、「真の父母様宣布文」を発表されました。(注、当サイト・トップページに全文が掲載されています)
「全食口は、永遠・永生の世界にたった御一人である真の父母様の指示と命令に絶対に服従しなければならないことを忘れてはならない!……真の子女も、一般食口も同様である。……文顯進をはじめとして、義父である郭錠煥とその一族で構成されたUCI理事陣は、韓国で展開されている汝矣島聖地開発工事に関連するすべての権限を、創始者である真の父母様に返還しなさい」
真のお父様が発表した「宣布文」に、顯進氏らは従いませんでした。真のお父様は、不従順な顯進氏らに対し、同年8月3日、「誰であれ、郭ファミリーに属する者は去るべきである。私(真のお父様)は郭ファミリーと顯進とは何の関係もない。真の父母は、郭ファミリーおよび顯進とは今後一切関係ありません」と語られました。これは極めて重大で、深刻なみ言です。
顯進氏は自らを「第4アダム」と自称しますが、真のお父様が「第4アダムは顯進である」と語られたみ言は存在しません。そして、「第4アダム」について、次のように語られました。
「地上では祝福を受けた家庭が、真の父母と縦的な関係における第4次アダムの資格をもちます」(『主要儀式と宣布式Ⅲ』211ページ)
このように「真の父母と縦的な関係」において、祝福家庭が「第4アダム」だというのです。真の父母様のもとを離れ、真の父母様を排除し、非原理的行動を取る顯進氏は、真の父母様の子女ではあっても、「第4アダム」でないことは明白です。
(4)「最終一体」を宣言された真の父母様
真のお父様は2010年に、真の父母様の「最終一体」を宣言され、2012年4月14日、米国のラスベガス・天和宮の〝特別宣布式〟で、「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会を最終完成・完結することを、お父様の前に奉献します」(『トゥデイズ・ワールドジャパン』2012年6月号19ページ)と宣布されました。
7日後の同年4月21日、韓国・清心平和ワールドセンターで、真のお父様は「天地人真の父母様特別集会」を開催し、次のように語られました。
「創造主の資格をもって、最後に万王の王と父母の先祖の中の先祖となりうる勝利の覇権の栄光の宝座に座る人は、億千万代においてただ一つの夫婦(文鮮明・韓鶴子夫婦)であって、二つはいません。夫婦が二つですか、一つですか。万国の王たち、偽者たちがなぜこんなに多いのですか。万王の王はお一方です。……女性尊重時代が来ます。お母様を中心として、ひっくり返るのです。男女が同等で対等の価値の実権をつくるのです」(「KMS中和新聞」2012年4月27日号)
真のお父様は、ご自身の聖和後、「先生が霊界に行くようになればお母様が責任を持つのです」(マルスム選集318-260、2000年3月10日)と明確にされ、「先生が霊界に行けば、お母様が統一教会の教主にならなければならないのではありませんか」(同499-184、2005年7月2日)、「文総裁は衰えるようになりましたが、……第二教主には、お母様が堂々としているでしょう。分かりますか。夫が成せなかったことを成し遂げなければなりません」(同540-73、2006年9月23日)、「お母様は、お父様よりももっとたくさん行います。年齢が若いので、私が死んでも教主は問題ありません。もはや、教主は二人が一つになっているということです」(同541-146、2006年9月28日)と語っておられます。
真のお父様は、真の父母様の「最終一体」を宣言され、聖和後は、真のお母様に従って全食口が歩んでいくように願っておられます。その真のお父様の願いに従わない子女様たちに、私たちは従ってはなりません。
(5)「次の王はいない」と語っていた亨進氏の変節ぶり
サンクチュアリ教会でも、2024年4月7日~8日に「日本大会」および「祝福式」なるものを予定しているとの情報があります。この「祝福式」なるものも、真の父母様の許可なく、独自に行っている〝非原理的儀式〟です。
文亨進氏は、2009年1月15日に挙行された「万王の王神様解放権戴冠式」直後の1月18日の礼拝説教で、次のように語っていました。
「私たち二世や三世の時代は、いずれ過ぎ去ります。……私が第一に言いたいことは、新しい王はあり得ないということです。真の父母様が我々の永遠なる王なのです。あの行事(「万王の王神様解放権戴冠式」)を見て誤解してはいけません。多くの食口たちが私(亨進氏)に『おめでとうございます!』『父母様の代身となられてよかったですね』と言うのです。そういうことを聞くにつけ、私はとても心配になります。次の父母様はいないのです。次の王も、中心者もいません。真の父母様は私たちの永遠なる中心なのです。私は神学を学んだので、そこが重要なポイントだと信じています。永遠の中心は真の父母様だけです。イエス様がキリスト教の永遠の中心であるのと同じです。……皆様もそのような純粋な心で、統一家が純粋なままであるように」(注、この動画はここをクリックすれば見ることができます)
亨進氏は、「真の父母様が我々の永遠なる王なのです」「真の父母様は私たちの永遠なる中心です」と語っていたにもかかわらず、今現在は完全に豹変し、自ら「第2代王様」を名乗っています。さらには、「真の母」を姜賢實氏にすげ替えてしまいました。
この言動は、顯進氏と同様に、甚だしく非原理的なもので、歴史に汚点を残す〝天への反逆行為〟だと言わざるを得ません。
これらの言動は、真のお父様が2012年4月21日の「天地人真の父母様特別集会」で、「創造主の資格をもって、最後に万王の王と父母の先祖の中の先祖となりうる勝利の覇権の栄光の宝座に座る人は、億千万代においてただ一つの夫婦(文鮮明・韓鶴子夫婦)であって、二つはいません」というみ言に、完全に反するものです。
(6)お父様が、亨進氏に語らせた「父母を否定する子女に従ってはいけない」というみ言
2009年11月14日、真のお父様が、亨進氏に対し「このように語りなさい」と指示され、語らせたみ言があります。これは極めて重要なみ言です。
真のお父様は、将来、子女様たちが「自分こそが中心者である」と語り、真の父母様を中心とする〝天の摂理〟を妨げる可能性のあることを見抜かれ、このように亨進氏に語るようにされたことが分かる説教です。
「真の子女は、真の父母様のおかげで存在しているのです。……私たちの一番目であり、最も重要だと呼べるものは、すべての霊肉と心をこめて真の父母様を愛することです。……私たちが真の父母様を理解できなかったとしても、傷を受けたとしても、私たちは、心と身体を全て捧げて、イエス様が話しをした……一番大きな戒めと呼ばれている、神様を愛し、神様を代表なされる真の父母様を、私たちの心と魂と愛を集めて、真の父母様を愛さなければなりません。私たち(真の子女)が、私たち自身の栄光のために生きているとしたら、それは真の父母様のためのものではなく、統一教会(家庭連合)人たちは、私(真の子女)たちに従ってはいけません。これはとても重要です。とても、とても重要です。真のお父様は、今週、特に私(亨進氏)に、全ての食口たちにこの事を話しなさいとおっしゃいました。これが私が皆さんと(きょう)心を交わす理由です。もし私(真の子女)たちが、真の父母様を拒否したならば、私たちが新しい中心だと主張したならば、あなた(食口)は絶対に私(子女)たちに従ってはいけません。……真の父母様を栄光と愛で侍る責任を持っている統一教会(家庭連合)人に、真の子女は、……何でもありません。どのような教会の組織やリーダーでもありません。……私たちの役割は、真の父母様を賛美することです。真のお父様は、間違いなく、今回(このことを)明らかにするようにとおっしゃいました」(注、この動画はここをクリックすれば見ることができます)
亨進氏は、一人一人の子女様の名前を上から順番に挙げながら、「真の子女が、自身の栄光のために生きているとしたら、それは真の父母様のためのものではなく、統一教会(家庭連合)人たちは私たち(子女)に従ってはいけません。……もし私たち(子女)が、真の父母様を拒否したならば、私たちが新しい中心だと主張したならば、あなた(食口)は絶対に私たち(子女)に従ってはいけません」と語っています。これは、真のお父様が、そのように語るように指示された内容の説教です。
私たちの永遠の中心は「真の父母様」文鮮明・真のお父様、韓鶴子・真のお母様だけです。2000年のキリスト教が、イエス様と聖霊を中心に歩んだように、家庭連合は、500年経とうが、1000年経とうが、「真の父母様」文鮮明・真のお父様、韓鶴子・真のお母様を中心に歩んでいかなければなりません。
真のお父様は、ご自身の聖和後は、「お母様が責任をもつ」と明確にされました。そして、子女様たちが「私たちが新しい中心だ」と語って行動するならば、そのような子女に従ってはいけないとも言われたのです。
まして、「祝福式」の権限をもっておられるのは、永遠に唯一〝人間始祖〟の立場に立っておられる「真の父母様」だけです。子女様たちではありません。今、真のお母様を否定する子女様たちの「祝福式」なる儀式によって、天の血統が流れてくることは絶対にあり得ないことを理解しなければなりません。そして、顯進氏および亨進氏が主催する「祝福式」なる〝非原理的儀式〟が、今後、行われても、絶対に参加してはなりません。永遠の生命、神の本然の血統は、真の父母である文鮮明・真のお父様、韓鶴子・真のお母様につながることによってのみ得られるのです。
なお、この上記の文章の内容は、2024年3月号の『世界家庭』の「解説」に掲載されました(こちらをクリック)。上記の文章とともに、『世界家庭』掲載の「解説」および映像「非原理集団の祝福式は〝偽りの儀式〟」(20分)を、信仰の教育資料としてお役立てください。
以上