〝偽りの基元節〟を定めたサンクチュアリ教会の非原理性―― 姜賢實氏は、偽りの「真の母」である

文責:教理研究院

注、真の父母様のみ言、および家庭連合側の公式発表は「青い字」で、
サンクチュアリ教会側の主張は「茶色の字」で区別しています。

 非原理的な活動を行っている七男の文亨進様を中心とするサンクチュアリ教会は、2017年9月23日(天暦8月4日)に「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称して「真のお父様と姜賢實先生との天宙完成聖婚式」なる儀式を行いました。サンクチュアリ教会では、この日を期して〝基元節〟が成就したと主張します。しかし、これはお父様のみ言に全く根拠をもたない〝偽りの基元節〟にほかなりません。今回は、サンクチュアリ教会が独自に行った〝真の母のすげ替え〟及びそれに基づく彼らの〝基元節〟の主張が、いかに原理に反しているか、真のお父様のみ言から明らかにします。

(1) 「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する非原理的儀式
「偽りの神と結婚した韓お母様」という〝虚偽の主張〟
 サンクチュアリ教会を支持する人物は、真のお母様が「偽りの神と結婚した」として、次のように主張しています。

 「2012年1月18日頃韓お母様は、真のお父様が麗水に行かれている間に、金孝南訓母様の主礼の元、神様と結婚式を行いました。……つまり萬王の王である真のお父様と離婚し、後ろでサタンと姦通 結婚 堕落したエバになってしまった」 (2017年8月7日付のブログ記事)。また、亨進様も次のように主張しています。

 「第一にアボジは(お母様と)離婚したということ。第二に(お母様は)サタンと結婚したのです。だから次の日に訓読会においてアボジはその(2012年)1月19日に訓読会において完全に韓氏オモニは潰されました。怒られました」

 サンクチュアリ教会は「2012年1月18日頃」に真のお母様が「偽りの神と結婚」「堕落したエバ」になったため「アボジは離婚」し、次の日の「1月19日に訓読会」でお母様は怒られたのだと主張します。しかし、これは全くの〝虚偽のストーリー〟です。
 「2012年1月18日頃」に真のお母様が「金孝南訓母様の主礼の元、神様と結婚式」を行った事実はありません。また、そのことに対してお父様が怒られたという事実もありません。ましてや真の父母様が「離婚した」という事実もありません。
 このサンクチュアリ教会の〝虚偽の主張〟による批判に対しては、すでに「2012年1月19日の『宣布式』の真相―『真のお母様は堕落した』という批判に対する応答」の反論文で解決済みの内容です(https://trueparents.jp/?page_id=2769を参照。この問題について映像も作成していますので、併せてご覧下さいhttps://trueparents.jp/?page_id=2819)。
 それを簡潔に述べると、以下のようになります。

 2012年1月19日の訓読会で行われた「宣布式」は、その当時、亨進様および國進様を中心とする教会体制がお父様の願いに一致することができず、勝手に動いていることをお父様がお知りになり、その子女様の問題に対して、お母様を中心とする道理、原理原則を再確立するために厳しく叱責して収拾されたものにほかなりません。
 さらに、その2日後の2012年1月21日の訓読会でも、真のお父様は「國進、亨進が責任者ではありません。彼らも私が分からないようになせば引っかかるのです」と語られ、亨進様や國進様の勝手な活動に対して叱責しておられるというのが真相です。
 真のお父様は「子女教育の責任」について、次のように語っておられます。

 お母様は、お父様よりももっと立派です。それで、私がお母様に指示したことは、『……子供たちの教育は、あなたが責任をもちなさい』ということです。問題が起きれば、お父様が直接、 (子女様に)指摘するのではなく、直ちにお母様に回します。そのようにしています」 (『真の御父母様の生涯路程⑩』503〜504ページ)

 このみ言に「直ちにお母様に回します」とあるように、子女様の問題が起こった場合、真のお父様はその子女様の代わりに真のお母様に指摘され、問題を収拾しようとされます。
 同年1月19日の「宣布式」における真のお父様の叱責は、このように深刻な問題を引き起こした亨進様と國進様に対するものであり、 「2012年1月18日頃」に真のお母様が「偽りの神と結婚」「堕落したエバ」となられたため、それをお知りになったお父様がお母様を叱責されたなどということではありません。この主張は、自分たちの悪事を隠蔽し、真のお母様をおとしめるため、サンクチュアリ教会側がでっち上げた〝虚偽のストーリー〟なのです。
 真のお父様は2012年1月19日の「宣布式」の4日後、1月23日(天暦1月1日)の第45回「真の神の日」の午前零時の報告祈祷で、次のように祈られました。

 「創造主でいらっしゃる神様は、エデンの園において、初不得三、一次、二次、三次、善悪の果を取って食べれば永遠に滅びると言われながら、そのみ旨を始められました。
 その時から、全てのものが完全、完成、完了し、真の愛の国を中心とする勝利と解怨と完成の解放天国が、地上世界を祝福されることによって天と地に完成、完結し、神様の真の愛と一体となり、伝統と血統を連結して似ることのできる長子権の長子、長男、長女権の祝福の行事により、あらゆる勝利と解怨と完成の時代を迎えました
(『トゥデイズ・ワールドジャパン』2012年天暦1月号、11ページ)

 真のお父様は「神様は、エデンの園において、初不得三、一次、二次、三次、善悪の果を取って食べれば永遠に滅びると言われながら、そのみ旨を始められ……全てのものが完全、完成、完了したと語っておられます。そして2012年の「年頭標語」を発表され、「天地人真の父母勝利解放完成時代と揮毫されました。すなわち、天地人真の父母様はエデンの園における天のみ旨を完全に勝利され、 「勝利解放完成時代」を迎えたことを発表しておられるのです。
 『原理講論』は、次のように論じています。

 「アダムとエバは、共に完成して、神を中心とする永遠の夫婦となるべきであった」 (110ページ) 「個性を完成した人間は、絶対に堕落することができない」 (135ページ)

 神様の実体であられる真のお父様と真のお母様は、 「個性を完成した人間」であり、人間始祖の立場で「神を中心とする永遠の夫婦」として創造理想を完成された方です。個性完成されたアダムとエバである真のお父様と真のお母様が堕落することは絶対にありません。もし、第45回「真の神の日」を迎える数日前の「2012年1月18日頃」に、真のお母様が「偽りの神と結婚」「堕落したエバ」になっていたとするならば、真のお父様が第45回「真の神の日」の祈祷で全てのものが完全、完成、完了しと祈られ、さらに天地人真の父母勝利解放完成時代という年頭標語を発表されることなどあり得ません。
 サンクチュアリ教会が主張するお母様批判は、お父様のみ言や原理からもずれていることは明らかであり、彼らのでっち上げにすぎません。

姜賢實氏とアウグスティヌスとの祝福を破棄したサンクチュアリ教会の〝狂気〟
 すでに述べたように、亨進様は2017年9月23日(天暦8月4日)に「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する「真のお父様と姜賢實先生との天宙完成聖婚式」を行いました。翌24日、彼らは「サンクチュアリNEWS」のブログに「姜賢實先生が、天宙真の母の座に」と掲載しました。ある人がサンクチュアリ教会のティム・エルダー宣教本部長に対し「お父様が決められた姜先生とアウグスチヌスとの祝福を、どういう根拠で破棄されたのでしょうか」と質問したところ、彼は次のように答弁しました。

 「真のお母様(注、姜賢實氏)とアウグスティヌスとの祝福の件ですが、私たちが共に祝福を受ける対象者は、祝福を受けたのちにも文鮮明真のお父様に属します。摂理上必要となる場合、お父様にはその対象者を取り戻す権限があります。……お父様はこれまで一度もそうされませんでした。しかし、韓鶴子の背信という、摂理の一大危機を乗り越えるためにはそうする以外に方法がなかったように思われます」 (2017年10月10日付のブログ記事)

 エルダー氏は「韓鶴子の背信という、摂理の一大危機を乗り越えるため」に姜賢實氏とアウグスティヌスの祝福を破棄したと主張します。しかしながら、彼の述べる「韓鶴子の背信」とは、彼らがでっち上げた「2012年1月18日頃」に真のお母様が「偽りの神と結婚」「堕落したエバ」になったというものであり、これは〝虚偽の主張〟です。 「韓鶴子の背信」など一切ないのです。したがって、亨進様が真のお父様の決められた姜賢實氏とアウグスティヌスの祝福を破棄し、一方的に離婚させる正当的理由などありません。
 真のお父様は「離婚」について、次のように語っておられます。

 「離婚というのはすべてを破壊するのです。……このような、天下のどこにも歓迎できないような崩壊の王者は地獄へ行くしかありません。離婚というのは誰がつくりましたか。サタンです。サタンが一番喜ぶものです」 (『祝福』1994年春季号、47ページ)

 真のお父様は、 「離婚というものはすべてを破壊する」ことであり、 「サタンが一番喜ぶものです」と語っておられます。亨進様が、姜賢實氏とアウグスティヌスの祝福を破棄し、離婚させたことは「サタンが一番喜ぶ」行為なのです。
 真のお父様がマッチングして結び合わせた姜賢實氏とアウグスティヌスの祝福を破棄させる行為は、まさにサタンの業なのです。

③「真の母」は、お父様が地上におられるとき地上で探し立てなければならない

 前述したように、2017年9月23日(天暦8月4日)、サンクチュアリ教会は「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する儀式を行い、翌24日、亨進様は真のお母様のお写真を姜賢實氏に偽造・合成し「これが真の父母様です! 私たちは真の母を取り戻しました!」と語りました【写真参照】。さらに2017年9月26日、亨進様は姜賢實氏を「完成された真のお母様」であると述べていますが、姜賢實氏が「完成された真のお母様」であるはずがありません。
 真のお父様は、真のお母様になる人の第一条件について次のように語っておられます。

 「お母様を選ぶにおいては、すべての条件が合わなければなりません。……その第一の条件は、どのような血筋に生まれついたかということです。サタン世界から讒訴され得る血統の因縁をもって生まれたのか、そうでなければそれを乗り越えることができる血統的因縁をもって生まれたのかということが重要です」 (『真の御父母様の生涯路程⑩』22~23ページ)

 真のお父様は、真のお母様に対して 「すべての条件が合わなければなりません……その第一の条件は、どのような血筋に生まれついたか」が重要であると語っておられます。すなわち、 「サタン世界から讒訴され得る血統の因縁」をもって生まれてはならず、 「それを乗り越えることができる血統的因縁」をもって生まれなければならないと言われるのです。
 姜賢實氏は1952年に真のお父様と出会い、教会の草創期からみ旨を歩みましたが、アウグスティヌスとの祝福によって原罪を清算したことからも分かるように、 「サタン世界から讒訴され得る血統の因縁」をもって生まれているため、「真の母」として選ばれる条件が備わっていません。

 また、真のお父様は「イエス様がこの地上に来られて、もし亡くなっていなければ、イエス様がひとり子だと語ったので、神様は彼のためにひとり娘(独生女)も送られたでしょう。神様の二千年の(キリスト教)歴史は、新婦を求めるための歴史です。イエス様は、真の息子の姿で現れましたが、真の娘の姿がないので、神様のみ旨を成し遂げることができませんでした。ですから、二千年のキリスト教の歴史は、娘を求めるための歴史です」 (『真の父母經』69ページ)と語っておられます。「真の母」になられる方は、神が準備された独り娘(独生女)でなければなりません。姜賢實氏は独り娘(独生女)ではあり得ず、したがって「真の母」にはなれません。
 さらに、真のお父様は、真のお母様になる条件として「17歳(数え)で堕落してこのような世界をつくってしまったので、1歳であっても20歳を超えていたならば、真のお母様になることができないのです」 (「ファミリー」1999年6月号、21ページ)とも語っておられます。20歳を遥かに超えている姜賢實氏は、真のお母様になる資格がありません。
 また、真のお父様は、メシヤの相対者について次のように語っておられます。

  (メシヤは)愛する子供一人で何になるか。子供自体は、その相対者(真の母)を得なければならない。相対者をどこから得るか。天上(霊界)から得るんじゃない。堕落の結果地上で失ったんだから、地上で再創造しなければならない」 (『祝福家庭と理想天国Ⅱ』872ページ)

 真のお父様が地上に生きておられるとき、 「相対者をどこから得るか。天上から得るんじゃない」と語っておられます。すなわち、真のお父様は聖和される前、地上で真の母を探し立てて「真の父母」にならなければなりません。1960年に真のお父様は17歳のお母様を探し立てられ、聖婚式をされることによって「真の父母」となられました。このように見たときに、姜賢實氏は「血統的因縁」においても、年齢の面においても、その他、あらゆる面において「真の母」になる資格がありません。

 また、真のお父様は、地上に生きておられるとき、「真の母」を地上で探し立てられ「小羊の婚宴」をしなければならないのです。もし、メシヤは聖和した後でも「聖婚式」ができるというならば、すでにイエス様のときに地上に「真の父母」が立っていたでしょう。姜賢實氏は「真のお母様」でも「完成された真のお母様」でもありません。
 サンクチュアリ教会は、真のお母様をおとしめるため、姜賢實氏を担ぎ出して「真の母である」と勝手に主張しているのです。

(2)「偽りの基元節」を記念するサンクチュアリ教会
① 2017年9月23日(天暦8月4日)は「偽りの基元節」
 サンクチュアリ教会の宣教本部長であるティム・エルダー氏は、2017年9月23日(天暦8月4日)に「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する儀式を行った日が「基元節」であり、「神様の結婚式」であるとし、次のように述べています。

 「基元節は本来、お父様が願われていらっしゃったのは、 天基4年(2013年)天暦1月13日でした。しかしその時はむしろハン・ハクジャが決定的に堕落する日となってしまいました。……天基8(2017年)(天暦)8月4日ここで、天地人真の御父母様天宙完成祝福聖婚式を通して成されたことが神様の結婚式でした。……基元節の意味が何ですか? 一番目が神様の結婚式であり……」

 しかし、サンクチュアリ教会が2017年9月23日に独自的に行った「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する儀式は、「基元節」や「神様の結婚式」ではありません。
 真のお父様は「基元節」について、次のように語っておられます。

 「皆様、今日、私たちが生きているこの時代は、歴史的な大天宙的革命期です。歴史を変え、霊界と地上界を一つにして、神様が太初から願ってこられた理想天国をこの地上に創建しなければならない大天宙的革命期です。これ以上、延期したり、延長する時間はありません。天は既に、2013年1月13日を『基元節』として宣布しました。実体的天一国の始発であり、起源となる日が正にその日なのです」 (韓日対訳『天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会』39~41ページ)

 真のお父様は、2013年天暦1月13日を「基元節」と定められ、その日は「神様が太初から願ってこられた理想天国」を地上に創建する日、すなわち「実体的天一国の始発」であり「起源となる日」であると明言しておられます。そして、その日は「これ以上、延期したり、延長する時間はありません」とも語っておられました。また、真のお父様は2011年9月2日、 「父母様の聖婚式を何回かすると言ったでしょう? うそではありません。……先生も一次、二次の祝福はしました。三次が最後です」 (『トゥデイズ・ワールドジャパン』2011年天暦9月号、13ページ)と語られました。Dデイである2013年天暦1月13日の「基元節」に行う三次目の「父母様の聖婚式」が最後なのです。
 2012年天暦7月17日(陽暦9月3日)、真のお父様はご聖和されましたが、2013年1月13日に、天上の真のお父様と地上の真のお母様は三次の完成的聖婚式を韓国・清心平和ワールドセンターで執り行いました。

 その式典で、お母様は紫色の王衣をまとわれ、王冠をかぶられて、数多くのトゥルロリ(介添え人)が見守るバージンロードを歩いて入場されました。そして、お母様の後ろには、美しいバラとユリを持った4人のお孫様が、花童(ファドン・欧米ではフラワーガールという)として共に入場しました【写真参照】。まさしく2013年天暦1月13日の「基元節」の式典は「父母様の聖婚式」そのものだったのです。
 また、真のお父様は「神様の結婚式」について次のように語っておられます。

 「神様の愛と人間の愛が、どこで一つになるのかという論理を、今まで誰も分かりませんでした。……アダムとエバは、神様の体です。それゆえに、アダムとエバが完成すれば、男性の心の中には神様の性相が入っていき、女性の心の中には神様の形状が入っていくのです。アダムとエバの実体の結婚式は、神様の結婚式だというのです」 (八大教材教本『天聖經』2412ページ)

 真のお父様は「アダムとエバの実体の結婚式は、神様の結婚式」であると語られました。2011年9月2日、真のお父様が「父母様の聖婚式を何回かすると言ったでしょう? うそではありません。……先生も一次、二次の祝福はしました」と語っておられるように、真の父母様の一次目の聖婚式は1960年4月11日の聖婚式であり、二次目の聖婚式は2003年2月6日の「天地父母様天一国開門祝福聖婚式」であり、三次目の聖婚式は2013年天暦1月13日の「天地人真の父母様天一国即位式」 (天地人真の父母様の完成的聖婚式)なのです。

 ところが、サンクチュアリ教会は2013年天暦1月13日、 「ハン・ハクジャが決定的に堕落する日」となったとの〝虚偽の主張〟をし、 「韓鶴子に替わってエバの使命を全うする女性を立てるための摂理」として「康賢実真のお母様を立てられた」のだと述べます。これは、非原理的な主張です。2013年天暦1月13日は、 「ハン・ハクジャが決定的に堕落する日」ではなく、上述したように、三次目の「父母様の聖婚式」が成就した日なのです。真の父母様の聖婚式こそが「人間始祖の結婚式」であり、すなわち「神様の結婚式」です。姜賢實氏は「真の母」ではありません。
 サンクチュアリ教会が2017年9月23日に行った「天地人真の父母天宙完成祝福聖婚式」と称する儀式は「基元節」や「神様の結婚式」ではありません。

「最終一体」となられた「天地人真の父母様」を冒瀆する〝サタンの業〟
 前述したように、亨進様は真のお父様と姜賢實氏の写真を掲げ、 「これが真の父母様です! 私たちは真の母を取り戻しました!」と述べています。しかし、姜賢實氏は、真の父母様でも真のお母様でもありません。これは、 「最終一体」を完成・完結・完了された「天地人真の父母様」を冒瀆し、分裂させようとする〝サタンの業〟です。
 真のお父様は2010年7月8日に行われた「天地人真の父母定着実体み言宣布大会」で、次のように語っておられます。

 「皆様、去る天暦5月8日(2010年陽暦6月19日)午前2時20分と5月15日(同年陽暦6月26日)午前3時25分、このように両日にかけてアメリカのラスベガスにおいて神様を中心とした天地人真の父母様の特別宣布が行われました。……すでに真の父母様ご夫妻は最終一体を成して、完成、完結、完了の基準で、全体、全般、全権、全能の時代を奉献宣布されたのです」 (『トゥデイズ・ワールドジャパン』2010年9月号、12ページ)

 真のお父様は、2010年6月19日と同年6月26日に米国・ラスベガスで「最終一体」を宣言しておられ、その後、世界巡回をされながら「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会」を挙行していかれました。同年9月3日、真のお父様は韓国・天正宮博物館で「天地人真の父母定着、定着です。定着実体になったので、み言宣布なのです。実体としてみ言を宣布したのです。……天地人真の父母定着実体です。定着してこそ実体がある」 (『トゥデイズ・ワールドジャパン』2011年1月号、27~28ページ)と語られました。
 そして2012年の年頭標語で「天地人真の父母勝利解放完成時代」を発表され、同年3月、日本で「天地人真の父母様勝利解放完成時代宣布大会」を開催され、さらに第53回「真の父母の日」に「『天地人真の父母定着』……さえ成れば、全てが終わる」と語られました。同年4月14日にはラスベガス・天和宮で、真の父母様は「特別宣布式」をされ、 「文鮮明、韓鶴子という二人の人が、堕落が存在しないエデンの園にあって、『善悪の果を食べたら、死ぬであろう』と言われた、それ以前の位置に返っていき……天の勝利の覇権的主権と天国を完成した、この全てを喜びとして歓迎いたします。……ここに、お母様とお父様がこのみ旨に従って苦労したことを感謝しながら……お母様、ご苦労様!」 (『トゥデイズ・ワールドジャパン』2012年天暦4月号18ページ)と宣布されました。それに続いて、真のお父様は「天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会を最終完成・完結する」 (同、19ページ)と宣布され、その7日後の4月21日、韓国・清心平和ワールドセンターで「天地人真の父母様特別集会」を開催されました。

 その大会で、真のお父様は「天地人真の父母定着完了」という講演文を発表され、 「創造主の資格をもって、最後に万王の王と父母の先祖の中の先祖となり得る勝利の覇権の栄光の宝座に座る人は、億千万代においてただ一つの夫婦(文鮮明・韓鶴子ご夫妻)であって、二つはいません。夫婦が二つですか、一つですか。万国の王たち、偽者たちがなぜこんなに多いのですか。万王の王はお一方です (「中和新聞」2012年4月27日号)と明確に発表しておられます。
 そして、同年4月25日、真のお父様は韓国・天正宮博物館で「真の父母は全てを完結し、終えました。……天地人真の父母の家庭を完成することで、全てが終わった」 (『トゥデイズ・ワールドジャパン』2012年天暦6月号、6~8ページ)と語られました。これは、「真の父母」の完全勝利の宣言と言い得るものです。

 サンクチュアリ教会が行う非原理的活動は、これら一連の真のお父様ご自身の認識とは完全にずれたものであり、真の父母様の位相を否定し、 「最終一体」された「天地人真の父母様」を何とかして引き裂こうとするサタンの業そのものです。そして、真のお父様と姜賢實氏を結婚させ、姜賢實氏こそが「真の母」だと偽る天宙史的重罪を犯しています。
 2009年11月14日、真のお父様は亨進様に指示を与えられ、全体の前で「國進兄さんが、真の父母様に従わなければ、統一教会人たちは従ってはいけません。……私(亨進様)が、真の父母様を否定したり、真の父母様に従わなければ、統一教会人たちは、私に従ってはいけません」と語るようにされました。
 お父様はご自分の聖和後に「息子の問題」 (マルスム選集367-264)が残ると語っておられました。まさに、今のような状況になることを、お父様は予見しておられたのです。
 私たちは、天の父母様の理想、真の父母様の願いを果たすため前進すべきであり、真の父母様を否定しているサンクチュアリ教会の〝虚偽の主張〟に惑わされてはいけません。これが、真の父母様の懇切なる願いであることを知らなければなりません。