【疑問】
反対派が語っている内容に、「朴サムエル氏は、文鮮明先生と崔淳華との間にできた子供であり、朴普煕先生の養子として育てられたとか、仁進様と恋仲になった」という情報があります。もし、この問題が事実であるとすれば、真のお母様候補者が3人までという理論も崩れてしまうのではないでしょうか。
また、サンクチュアリ教会側でも、朴サムエル氏について「六マリヤ」を肯定する内容の一つとして語っているようです。そして、真のお母様は、そのための“恨み晴らし”をしておられるかのように、お母様批判をしています。
また、最近、郭グループが日本で集会を行い、そこで配布している『統一教会の分裂』という書籍にも、朴サムエルの存在が触れられています。やはり、お父様は“不貞”を働いておられたのでしょうか。これについて、どのように考えたらいいのでしょうか?
「6マリヤ」は存在しない―【第二弾】
「6マリヤ」は、今まで反対派や元信者が、文鮮明先生をおとしめることを目的に、勝手に邪推し、語ってきた中傷に過ぎません。
すでに、『いわゆる「6マリヤ」の問題について』でも、この問題を取り上げて論じておりますが、真のお父様は「6マリヤ」について、次のように語っておられます。
「この者たち、『6マリヤ』だなんだという朴正華の言葉は、すべて嘘です。うわさになったことを(もって)勝手につくり上げて、ありとあらゆることをしたのです」(マルスム選集306-241、1998年9月23日)
「統一教会の先生の息子娘を“たちの悪い人間”に仕立てようとする人々は、堕落した人々です。統一教会から追い出された人々が友人をつくり、そのような人(元信者)を立てることによって、生き残れる道があるといって、ありとあらゆる話をみな作るのです。何ということですか! 私も知らない『6マリヤ』の話、先生が女性たちを中心としてありとあらゆることをするという話、ありとあらゆる話を想像して、しゃべったのです」(マルスム選集、462-219、2004年8月21日)
真のお父様は、「6マリヤ」は存在しないと明言しておられます。
また、太田朝久著『踏みにじられた信教の自由』(2008年7月1日刊、光言社)175~228ページにも、反対派が長年にわたって主張してきた「六マリヤ」「血分け」が存在しないことを、さまざまな角度から論じていますので、それをも併せて一読されることをお勧めいたします。
さて、『いわゆる「6マリヤ」の問題について』で紹介した御言以外に、「6マリヤ」が存在しないことを裏付ける御言を追加すれば、以下のようなものがあります。
実は、反対牧師の脱会説得によって脱会した元信者が、1987年3月、いわゆる「青春を返せ裁判」を行うようになりました。反対派は統一教会について、彼らが考える“反社会性”を何とか裏付けようと、元赤旗記者の萩原遼氏が書いた『淫教のメシア・文鮮明伝』を裁判に提出してきました。しかし、この書籍には多くの問題点があり、その誤りや事実誤認等については、前掲の太田朝久著『踏みにじられた信教の自由』187~203ページで論じられています。
この萩原氏の書籍に、真のお父様と崔元福女史との間で“性関係”があり、隠し子までいると書かれてあります。この件に関して、真のお父様は次のように語っておられます。
「みてください。聖進オモニの名前が崔先吉です。『先に』という先の字で崔先吉です。女性の名前が…。それで崔先生が、崔元福が統一教会において女性を代表して苦労したのです。今回の裁判事件のゆえに、崔先生の名前が完全に肥溜めに落ちたようになりました。文社長まで(性関係があったと)そのように考えなかったですか? 文社長!(『はい』)崔先生が全部、誤ったと考えたでしょう? 率直に話してみなさい。(『確定的に崔先生が間違ったというよりも……』)そのような話はやめて答えだけいいなさい。みんな知っていることです。(『はい。疑いました』)疑うというより、そのように思っていたじゃないですか。私に対しても何回も話をしませんでしたか? 私が『違う』といったのにです」(マルスム選集170-302、1987年12月4日)
真のお父様は、反対派がいう「文鮮明と崔元福との間で“性関係”があり、隠し子までいる」という内容に対して、そのような事実はないことを明確に語っておられるのです。
さらに、反対派は、次のように語って真のお父様を批判してきました。
「最初の3組と33組(いわゆる36家庭)は、実際に文鮮明の血分けを受けたと指摘されている」(川崎経子著『統一協会の素顔』235ページ)。すなわち、現在では「血分け」は行っていないかもしれないが、古参信者の36家庭との間においては、お父様は“性関係”をもっておられたというのです。
この「36家庭までは…云々」に関連して、次のような事実がありました。古参信者であり、当時、統一教会を脱会していた朴正華氏が『六マリアの悲劇』を出版した際、1993年10月27日、某テレビ局のワイドショーがそれを取り上げ、著者の朴正華氏がテレビに出演したとき、36家庭の元信者が同席していました。
ワイドショーの司会者が、同席していた36家庭の元信者に対して「文教祖との間で“血分け”はあったのか」と質問したとき、その元信者は「自分たちには“血分け”はなかった」と答えたのです。
結局、反対派のいう「最初の3組と33組は、実際に文鮮明の血分けを受けた」という主張には、そういう実態がないのです。
また、朴正華著『六マリアの悲劇』の中で、いわゆる「6マリヤ」の一人として登場する金仁珠女史や姜賢實女史も、そのような事実がないことを証言しています(機関紙「中和新聞」1993年11月1日号、4~5面)。
そればかりか、祝福家庭の“核心メンバー”である3家庭の夫人に対して、お父様は次のように語っておられます。
「史吉子さんも、『原理講論』を中心として、『覚えて何々をしなければならない』と言っていますが、それは『原理講論』です。実体はどこに行きましたか? 自分はかかしのようなことをしているのです。かかしに頼って生きるのではありません。鳥も、行き来する主人が来れば逃げて行かなければなりません。逃げずに主人になろうと史吉子さんも考えるでしょう? 『本体』である真のお母様以上の位置に立とうという話です。自分が、お母様のように堕落していない本然の息子、娘を生むことができますか? それは真の父母の種を受けて一体圏にいなければ不可能です。永遠にありえないことだというのです」(「ファミリー」2009年1月号、48ページ)
真のお父様は、3家庭の史吉子女史に対し、「真の父母の種を受けて一体圏」になったことのない人が、「真のお母様以上の位置」に立とうと考えているのであるが、それは永遠にできないことだと語っておられます。さらに、具体的に「本然の息子、娘を生むことができますか?」とも語っておられます。
このように、史吉子女史は、真のお父様との関係において、性的関係がなかったことを、お父様は、みんなの前ではっきりと語っておられるのです。
このように見ていくと、長年、反対派が言い続けてきた「6マリヤ」「血分け」というものは存在しておらず、そのような事実はないというのが真相です。
さらに、真のお父様は、「愛には縦的愛と横的愛があるのです。父子関係は縦的愛であり、夫婦関係は横的関係です。縦的愛は血統的につながり、夫婦関係は血統的につながりません」(『訪韓修練会御言集』12ページ)と語っておられますが、夫婦関係は血統的につながらないと明言しておられるように、性関係で夫と妻自体の血統が連結したり、血統転換されることはないことを断言しておられ、その一点を見ても、いわゆる“血分け”というものは、教理的にも存在していないのです。
したがって、お父様が不貞を働いたがゆえに朴サムエルという人物が生まれたという事実はありません。