GPFの活動実態について解説

GPFの活動実態について

郭グループの活動の核となっているGPFの行事が2013年11月、アフリカのナイジェリアなどで行われました。郭グループは、こうした大会に多くのVIPが参加し、あたかも大成功であったかのうように喧伝をしていますが、その大会について寄せられた現地から情報などを基に、GPFの活動実態について解説します。

真の父母様の基盤を乗っ取って進められたGPF行事

ナイジェリアでの大会は、GPFとIPCR(平和と紛争解決機関)の共催という形で行われましたが、IPCRの総裁(Director General)は、真の父母様によって任命された平和大使です。つまり、この大会は、それまで真の父母様の理念と活動に賛同して活動をしてきた平和大使の基盤を事実上乗っ取ることによって行われたものと表現することができます。

それは、真の父母様による摂理基盤の一つUCIを乗っ取り、その基盤、資産、人材を利用して活動をしているのと同じ発想と戦略の延長線上で行われたものといえます。

特筆すべき内容のなかったナイジェリアでのGPF行事

GPFは、約3年にわたってこのナイジェリアでの行事の準備を進めてきましたが、結果としてわずかなVIPを動員し、その他の参加者は青年たちで埋めるのが精一杯という状況だったという情報が寄せられています。また、元々は、政府のパレード広場での開催を予定していたものの、使用を拒否されたため、アブジャ・ホテルで行ったということです。

ナイジェリア副大統領夫人は参加したと伝えられていますが、他の元首級の参加者というのは、元首相たちであり、その中にはUPF(天宙平和連合)の平和大使もいました。つまり、ここにおいても、その基盤は真の父母様によって築かれた基盤を利用したものでした。

最も、開発途上国において、こうした平和のための行事が行われることは、よくあることであり、実際、GPFの行事と同じ日に、その近くで、他の平和組織が部族長、市民社会のリーダーを含むハイレベルVIPら1500人以上が参加したより大きな大会を行ってということです。

ナイジェリアにおいては、国際組織による平和活動は、政治的にも奨励されており、そうした組織による平和大会に代表を送るのは習慣化していることです。GPFは元首相らの参加を殊更強調して喧伝していますが、こうした平和行事にVIPが参加することも特筆すべきことではありません。他にそれ以上の規模と影響力を持って行われている行事は数多く行われてきているからです。

また郭グループの中には、今まで統一教会や統一運動では、これだけの規模の大会を行えていなかった、などと評価している人たちがいますが、こうした人たちは、統一運動の全貌を知らなかったか、嘘をついているか、あるいは何か大きいな勘違いをしているか、のどれかではないでしょうか。

真の父母様を中心とした統一運動史を少し調べれば、2013年にナイジェリア、フィリピン、マレーシアなどで行われたGPFの行事よりはるかに規模が大きく影響力のある活動をして来たことは明らかに理解できることです。そもそもGPFの活動は、こうした統一運動の基盤を乗っ取ることなしに成しえていないというのが事実により近いと言えます。

日本でGPFが基盤を持てない理由とは?

日本でも2013年に郭グループが大きな行事をするという情報がありました。それは日本にある南北統一コリアを目指す市民運動と連携しようというものでした。

実際、2012年に行われたその市民運動による行事には、GPFの幹部数名が来日し、参加し、協力を進めていこうという姿勢を示していたということです。

しかし結果として、2013年、郭グループはその運動と連携することはなく、他にこれといって目立った行事を行うこともできませんでした。

その理由の一つに、何十年にわたり地道に市民運動を行ってきた団体にとって、郭グループから経済的・人的に支援を受けることは、それまでの積み上げてきた活動の方向性が変わり、乗っ取られる形になりかねないことを感じ取ったのではないか、ということが考えられます。

そして何よりも、日本の教会員の皆様が、真の父母様と一つとなってしっかりと歩んでいらっしゃっていることで、日本において郭グループは、人的にも経済的にも基盤を造成できない状況にあるということが、大きな理由です。別の表現をすれば、郭グループが日本で基盤を持てないのは、日本においては統一運動基盤の乗っ取りができないがゆえです。

それは、郭グループは真の父母様の築かれた統一教会及び他の統一運動関連機関の基盤を乗っ取ることができなければ、何もできないグループであることを意味します。

郭グループに関わってしまっている方々は、よく見つめ直せば、見えてくることでしょう。人的にも経済的にも理念的にも統一教会及び他の統一運動関連機関から持っていったものを除けば、GPFに残るものは何もないということを。

当然、このような乗っ取り以外に組織を拡大する術を持たない活動が世界を平和に導くということは、摂理歴史から考察しても、原理的に考えてもあり得ないと断言できることです。このようなGPFを核に行っている活動への協力は真の平和を築く道ではありません。

従って、郭グループに関わってしまった方々が、一日も早く真の父母様を中心に一つになり、再出発することを願っています。

そして、顯進様、郭錠煥氏が悔い改めて真の父母様のもとに帰ってこられ、全世界の統一食口と共に歩むことでできる日が来ることを切望しています。