サンクチュアリ信奉者の異常行動と澤田地平氏らの日本サンク脱退

 昨年(2017年)の1月22日より、当法人の本部前にて毎週日曜日に礼拝妨害を行ってきたサンクチュアリ教会日本支部(日本サンクチュアリ協会)の澤田地平氏が、同人のブログ上にて同協会を脱退した事実を表明しました。また、同ブログによると、当法人における大会の度に街宣車を出して妨害活動を行ってきた生田禎三氏も、同教会日本支部を脱退したとのことです。
 これに先立つ2018年7月11日、当法人は近藤徳茂総務局長の名前でサンクチュアリ教会日本支部の江利川安榮総会長(以下、「江利川氏」)に対して「通知書」を送り、その中で、澤田氏らの礼拝妨害に対して東京地裁が2度目の仮処分決定を下したこと、同年7月1日のさいたまスーパーアリーナにおける2万名大会の際に澤田氏が募集した男性が警備員に暴行を加えた事実を伝え、こうした活動に抗議すると同時に、再発防止に向け指導の徹底を要請しました。また、併せて、サンクチュアリ教会の信奉者らが何故正常な理性や判断力を失い、〝狂気〟に駆り立てられるかのような常軌を逸する活動に出るようになるのかについても意見を求めました。また、同通知書の添付資料として、以下の資料を同封しました。

 ① 同年7月1日に発生した暴力事件の写真
 ② 同年7月4日に東京地裁が下した仮処分決定書
 ③ DVD(裁判の証拠として提出した映像をコピーしたもの)
 このDVDには、澤田氏や秋月俊三氏らの妨害活動の映像だけでなく、昨年10月1日に当法人徳島教会の礼拝の最中にサンクチュアリの男性が乱入して説教者に暴行を加えた映像も含まれています。

 これに対して江利川氏から当法人に宛てて7月17日付で回答がありました。江利川氏によると、同氏を含め大多数のサンクチュアリ信奉者らは澤田氏らが行っている活動に反対しており、これまで中止勧告をしてきたとのことであり、何らかの方向性をとりたいと考えているとのことでした。その「何らかの方向性」の一つが、今回の澤田氏らによるサンクチュアリ教会日本支部脱会であったとも考えられます。
 この点について澤田氏のブログによると、7月16日に江利川氏から呼び出され、近藤総務局長からの通知書を見せられ、活動中止を要請されたとのことであり、これを不服とした澤田氏が、サンクチュアリ教会日本支部の江戸川教会長を「辞任」したとのことでした。
 また、同日午後9時からインターネットを介した「救命ボート」の全国会議が開催され、その場で約2時間に亘って参加者らが澤田氏の活動批判を行ったとのことです。また、その場で7月22日の岡山大会における妨害活動を禁止すべきだとの意見が出され、これを不服とした生田氏がサンクチュアリ教会日本支部からの脱退を表明したとのことでした。澤田氏のブログには明記されていませんが、さいたまスーパーアリーナにおける暴力事件についても、澤田氏の責任が取りざたされたことが推測されます。岡山大会における活動禁止意見は、こうした暴力事件の再発を憂慮する立場からのものであったと考えられます。
 更に、7月19日には、澤田氏もサンクチュアリ教会日本支部を脱退する旨、自身のブログで表明しました。

 サンクチュアリ教会日本支部が今回、澤田氏らの行動に対して批判的な姿勢に出たことは、宗教者として当然のことであったと言えます。しかしながら、今回、澤田氏や生田氏が同支部を脱退したからといって、「サンクチュアリの信奉者らが何故正常な理性や判断力を失い、〝狂気〟に駆り立てられ、常軌を逸した行動に出るようになるのか」との疑問に対しては、江利川氏は未回答のままです。そして、実はこの点こそが最も重要であり、この点を曖昧にするならば、信奉者らの永遠の生命に対して責任を持とうとする宗教者の態度ではないと言えます。

 当法人の立場からすれば、天を中心とせず、原理から外れ、天の摂理に反対する集団が、天の摂理を担う団体に対して「非原理的な行動に出る」のは原理的観点から見てあり得ることであるとも言えます。それは、かつて反対牧師や牧師・脱会屋に唆された親族らが、自分たちが正しいと思い込み、〝独善的〟に行動することで起こり続けた、拉致監禁、脱会強要等の活動と同様のかたちで引き起こされているものです。

 サンクチュアリの信奉者らが一刻も早く、天を中心としない非原理的集団に属してしまったことに気づいて、再度天の側に戻ってくることを祈念して止みません。

本年7月1日のさいたまスーパーアリーナにおける2万名大会の際に澤田地平氏が募集した男性が警備員に暴行を加えた事件。

2017年10月1日、徳島教会の礼拝の最中にサンクチュアリの男性が礼拝堂に乱入し説教者に暴行を加えた事件。