文責:教理研究院
注、真の父母様のみ言および『原理講論』は「青い字」で、UCIおよびFPA(いわゆる「郭グループ」)側の主張は「茶色の字」で区別しています。
「ONE TRUTH有志の会」は2021年3月21日、彼らのブログで再び真のお母様批判を掲載し、メール等で各方面に拡散しています。以下、その批判に対して応答します。
(1)真のお母様は、お父様は「原罪なく生まれた独り子」と語っておられる
真のお母様は、公式の場で真のお父様に対して「原罪なく生まれた独り子」と明確に語っておられます。これが、真のお母様ご自身が語っておられるみ言の真実です。
ところが、「ONE TRUTH有志の会」は、いわゆる「法廷証言」の「私たちは彼が原罪が無かったとは言えない」という部分の「私たちは」という主語を削除し、「彼が原罪が無かったとは言えない」という部分だけを取り上げ、批判を繰り返しています。
真のお母様は、いわゆる「法廷証言」でお父様に「原罪があった」とも「無かった」とも明言しておられません。これは「ONE TRUTH有志の会」の先入観に基づく曲解に過ぎません。
真のお母様ご自身は、すでに公式の場で語られたみ言で「原罪なく生まれた独り子」と明確に結論を出しておられます。
また、周知のように、真のお母様は「天は韓民族を選び、独り子と独り娘を送られました。……韓半島に独り子と独り娘を誕生させ、世界を救い、人類を愛によって導くようにすることが神様のみ旨でした」(『人類の涙をぬぐう平和の母』49ページ)と語っておられ、独り子としてお生まれになった真のお父様を証ししておられます。彼らは、このみ言に対してコメントしようとしません。
(2)第4アダムは顯進様ではない
「ONE TRUTH有志の会」は、真のお母様批判を拡散するためのメール文などに、「祝福家庭は、真の家庭ではなく組織をより重要視して第4アダムを迫害し……」などと述べ、顯進様を「第4アダム」だと強弁します。
これに対し、すでに教理研究院は「〝存在しない〟み言に、もがき苦しむUCI」と題する反論文を提示し、その〝虚偽〟を指摘しました。(参照:https://trueparents.jp/?page_id=5639)
真のお父様が、顯進様が第4アダムであると語られたみ言は存在しません。〝存在しない〟み言を、いくら必死に探しても見つかるはずがありません。追い詰められた「顯進様を支持する有志の会」は、次のような本音を白状する一文を掲載せざるを得なくなってしまいました。
「確かに『第4次アダム』に関して言うなら、お父様が直接、公式的な場で『第4次アダムは顯進だ』と明言されたことはない」(参照:https://align-with-god.org/blog/archives/544)。
このように、「有志の会」は「お父様が直接、公式的な場で『第4次アダムは顯進だ』と明言されたことはない」と白状しました。これは、事実上、「有志の会」が顯進様が第4アダムではないことを認め、〝敗北宣言〟をしたことを意味します。まるで、そのことを忘れたかのように、彼らは今もなお〝存在しない〟み言、蜃気楼とも言えるみ言があったかの如く虚偽をかたり続けます。余りにも憐れで、悪意に満ちていると言わざるを得ません。
真のお父様は、第4アダムについて「地上では祝福を受けた家庭が、真の父母と縦的な関係における第4次アダムの資格をもちます。真の父母を中心とした第4次アダム圏時代は今日から始まるのです。……真の父母は第4次アダム圏時代をつくられましたから、祝福家庭としてこの時代に生きる人は皆、第4アダムになります」(『主要儀式と宣布式Ⅲ』210~220ページ)と語っておられます。すなわち、真の父母と縦的に連結された祝福家庭が「皆、第4アダム」になるというのです。その意味でも、今、真の父母様との連結を拒否し、批判し、断絶している顯進様は、支持する人々がどんなに叫ぼうが第4アダムと言えないことは明白です。
ところで、真のお父様は2010年7月16日、顯進様について「(顯進は)もう、ずっと前に離れたんだよ、10年前に」「顯進は先生と同じ方向に向いていない。逃げ回っている。顯進が先生の方向に来なければならないんだよ」と語っておられます。真のお父様から離れてしまい、お父様と同じ方向を向かず、逃げ回っている顯進様は、真のご家庭の子女様であっても「第4アダムの資格はない」と言わざるを得ません。
にもかかわらず、彼らは〝存在しない〟蜃気楼とも言えるみ言(彼らの言説)を振りかざして、今なお〝虚偽〟の主張をし続けています。
(3)独り子と独り娘は対等である
1999年6月14日(天暦5月1日)、真のお父様は「真の父母様天宙勝利祝賀宣布」の式典で、真のお母様に「表彰牌」を授与され、次のように語っておられます。
「80か都市で勝利の基準を持って帰ってきたので、お母様はついに、お母様としての責任を果たして、神様が公認される位置に、サタンが公認する位置に、真の父母と人類が公認する位置に立ち、キリスト教人口の氏族圏を超えた勝利の版図圏に立ったのです。…… 文総裁からお母様に対して、韓鶴子女史に対して表彰をするのです。今からは、対等な立場なのです」(『ファミリー』1999年8月号、20ページ)
真のお母様は完全勝利され、真のお父様と「対等な立場」に立っておられます。また、真のお父様は、アダム(男性)とエバ(女性)の創造について次のように語っておられます。
「神様は男性でしょうか、女性でしょうか? 男性に似たでしょうか、女性に似たでしょうか? ……人と似ているのです。それでは、人に似たのならば、それにも相対がいるでしょうか? 絶対に必要なのが相対なのです。相対がいなければ、生まれてくる必要もありません。考えてみてください。『男性』と言うとき、男性が生まれる前に女性を認めなければ、男性は生まれることができません。このような話は初めて聞きますね。男性を創造した主人がいるというとき、女性という存在を前提条件として定めておいてから、男性を造らざるをえません。正しい話ですか? (「正しいです。」)」(『ファミリー』2004年4月号26~27ページ)
『原理講論』に「神における陽性と陰性とを、各々男性と女性と称するのである」(47ページ)とあるように、神様は男性かつ女性でもある唯一なる存在ですが、お父様は「男性が生まれる前に女性を認めなければ、男性は生まれることができません。……男性を創造した主人がいるというとき、女性という存在を前提条件として定めておいてから、男性を造らざるをえません」と語っておられます。
さらに、真のお父様は2012年4月21日の「天地人真の父母様特別集会」で、次のように語っておられます。
「栄光の宝座に座る人は、億千万代においてただ一つの夫婦であって、二つはいません。夫婦が二つですか、一つですか。万国の王たち、偽者たちがなぜこんなに多いのですか。万王の王はお一方です。……女性尊重時代が来ます。お母様を中心として、ひっくり返るのです。男女が同等で対等の価値の実権をつくるのです」(「KMS中和新聞」2012年4月27日号)
これらのお父様のみ言に見るように、「独り子」と「独り娘」は同等、対等である事実を知らなければなりません。
「ONE TRUTH有志の会」は、真のお母様や教理研究院に対して、「韓鶴子女史を主体、お父様を対象とした真の父母という信仰」であると批判しますが、「独り子」と「独り娘」は同等、対等な立場に立つと考えるのが原理的であり、お父様のみ言に立った正しい理解です。
『原理講論』にも、「主体と対象とが合性一体化すれば、……主体も対象の立場に、対象も主体の立場に立つことができる」(72ページ)と論じられています。彼らは「韓鶴子女史を主体、お父様を対象とした真の父母という信仰」と言って批判しますが、彼らの捉え方は真のお父様のみ言や原理と相容れない非原理的言説に他なりません。
(4)清平の「天勝殿の彫像」に対する批判への応答
彼らは「韓鶴子女史が主人公、お父様が周辺人物になっている清平の彫像」と述べ、「北朝鮮の金日成主席でもあるまいし、お父様は元々、このような彫像を造ること自体、嫌われる方だと思います」と述べ、真のお母様を批判します。真のお父様が天正宮博物館におられた時から今日に至るまで、天正宮博物館には真の父母様の威厳に満ちた像が展示されていることを、彼らは知らないようです。
天勝殿に展示された彫像について、『中和新聞』2020年10月6日号には、次のように説明されています。
「天勝殿は、真のお母様の天一国宣布から始まった天宙的7年路程勝利による天一国安着の栄光を記念して建てられた記念碑です。真のお母様によれば、『天の父母様(神様)の勝利』『天に記録された勝利』『天上の真のお父様と地上の真のお母様の天宙的勝利』『天一国安着の勝利』『天一国天寶の勝利』という5つの勝利を記念するもの」と説明されており、これは天宙的7年路程の勝利を祝賀するものです。
天勝殿のこれらの彫像は、祝福家庭の精誠が束ねられているものであり、〝孝情〟に基づいて真の父母様に対して奉献されたものです。
すなわち「天上の真のお父様と地上の真のお母様の天宙的勝利」という意味合いが込められているものです。ただし、この記念碑は、2013年から2020年までの7年路程を記念するものであるために、真のお母様が「天一国宣布」をされた彫像が際立っているのです。
この7年路程は、天上におられる真のお父様が、地上におられる真のお母様に全面的に協助され、勝利を成し遂げることのできた路程です。この勝利は、天宙的に祝賀し、後世に残し記念すべきもので、祝福家庭は、孝情を持ってこの式典に同参しました。
その本来の意図がわからない「ONE TRUTH有志の会」は、真のお父様が協助され勝利することのできた7年路程を、神と同じ立場に立って祝うこともできないままに、罵詈雑言を浴びせるだけの心の寂しい人たちに過ぎません。
ちなみに、顯進様が第4アダムであるということはみ言に根拠がないことは既に指摘しましたが、彼らは性懲りもなく、今回掲載した批判文の最後で、「絶望することはありません。このような中でも、お父様の摂理的な遺産を引き継ぐ長子がおられること、そしてたとえ少数であっても原理に立ち、真実を知って立ち上がる群れがいることによって、神様の摂理は守られていくことでしょう」などと述べ、自らを慰めようとしています。しかし、顯進様が「お父様の摂理的な遺産を引き継ぐ長子」であると語られた真のお父様のみ言も存在しません。
真のお父様は、聖和された孝進様に対し「深天開放苑 忠孝開門主」という揮毫を贈られ、聖和式で「父母様の代身者の家庭の主人として、権威を誇ることのできる権威をこの時間に付与するので……」(マルスム選集587-323)と祝祷された後、「この人(孝進様)が長子の福を受けていくことを誇りに思って、お祈りをたくさんしてあげて……」(同、587-324)と語られて、霊界に送られました。真のお父様が語っておられるように、永遠の長子は孝進様です。
UCI側の人々の主張は、全てみ言に根拠がなく、思い込みに基づく非原理的な主張でしかありません。私たちは、彼らの蜃気楼を追い求める〝虚偽の言説〟に惑わされないようにしなければなりません。
以上