真の父母様の伝統を正しく相続するのが真の孝子(後編)


真の父母様の伝統を正しく相続するのが真の孝子(後編)

3.「真の孝子」とは?

 D.「真の孝子」は、真の父母様の摂理観を正しく理解しなければならない

顯進様の摂理に対する理解をみると、「荒野路程は終了し、カナン定着時代に入った。統一教会・宗教の使命を果たす時代は終わった」という認識に立っておられます。顯進様は、次のように述べておられます。

 ①「今は新しい定着時代です。この時代は未来の希望とビジョンを見つめる時代です。後ろを振り返り、復帰時代の全ての荷物を背負って行く時ではありません」(『神様の夢の実現』116ページ、2011年7月1日刊)

②「統一教会を先頭に立てた40年蕩減復帰荒野路程の終了と共に、ご父母様は失った6千年摂理歴史のすべての基台を復帰して下さったのです。そして、その基盤の上に、ご父母様は定着時代を開門され、続いて天一国時代宣布と共に、私たちの運動が本然の摂理目標であるOne Family Under Godの世界建設に邁進できる道を開いてくださいました。……ご父母様が設立された組織と機構は、神様の夢を実現するための手段に過ぎず、それ自体で終わってはなりません」(前掲書、340~343ページ)

③「私達は統一教会という組織を守り育てようとするよりも、宗教の障壁、特に私たち自身の壁を撤廃し、One Family Under Godの平和ビジョンを中心にした、全世界の宗教を一つにする真の超宗教運動へと跳躍しなければなりません」(前掲書、353ページ)

④「宗教の時代は過ぎ去ったのだから、『宗教』という言葉を使うことさえしたくありません」(『心情文化の主人』89ページ、2001年3月10日)

⑤「お父様はその目的を実現するために多くの組織体を作られましたが、これらの一つ一つの組織は、あくまでも目的のための手段であって目的自体ではありませんでした。この根本的な一点さえ理解できれば、お父様の使命は決してある宗教団体や教派を設立することではなく、神様の本来の創造目的を成就することであったということがはっきりとわかるはずです。

ところが、現在の私達の運動は、宗教団体を建設することに焦点をあてるようになり、『統一教』を神様の摂理的願いの頂点であり、最高の表現であり、従ってお父様から受け継ぐべきもの(レガシー)であるとして宣伝しています。このような取り組み方は、500巻を超えるみ言葉選集にも収録されている、お父様の生涯をかけた一貫した教えと矛盾しています」(2011年11月26日付、顯進様の書簡「全世界の統一コミュニティーの皆さんへ」)

 確かに、2005年に「後天時代」の宣布がなされ、2011年から本格的な後天時代に入ったと言われています。

では、そうであるからと言って、人類は何の蕩減路程も経ずに「天一国」に入ることができる時代になったのでしょうか?

真の父母様の蕩減路程は終了したからといって、堕落した人類が子女として行くべき蕩減路程を経ず、創造本然の人間の立場にまで復帰することはできないのです。

すなわち、堕落人間が「祝福結婚」を受けるための蕩減条件(信仰基台・実体基台・長子権復帰など)を立て、さらに、聖酒式、蕩減棒、三日儀式を経て、家庭をもってからの父母権復帰、王権復帰などは、これからも蕩減復帰の「公式路程」の一環として、人類が勝利しなければならないものです。

また、氏族的メシヤとして氏族圏を復帰するための氏族的長子権復帰、父母権復帰、王権復帰も、全祝福家庭の蕩減路程として残されています。

さらには、第一イスラエル選民であったユダヤ教徒、第二イスラエル選民であったキリスト教徒など、それらの選民によって収拾されるべきであった諸宗教のカイン圏宗教の復帰、宗教的長子権復帰の使命を、現在、アベルの立場にある第三イスラエルの「統一教」が果たしていく摂理も、蕩減路程として残されているのです。

それらの勝利の上で、第四イスラエルとして全宗教を和合・統合していかなければなりません。

当然のことながら、最終的目的が実現されれば、手段としての摂理は必要ありません。しかし、その目的を実現していく過程においては、目的のみを訴えて、主張すればいいのではなく、その目的を実現するために最も適切な手段、すなわち真の父母様が直接指示された「方法手段」としての摂理や組織や実践が必要なのです。平和を訴えるだけでは、平和な世界が実現されないことと同じです。

特に、イエス様がメシヤであったことをユダヤ教が認め、2000年前にメシヤを殺害して神のみ旨成就の道を阻んでしまった罪を悔い改め、また、イエス様の十字架の死は神様の第一次の予定ではなく、あくまでも当時のイスラエル民族の不信による第二次摂理であったことを、キリスト教が認めて、堕落人間が過去のすべての罪を清算する蕩減路程を経過しない限り、神様の恨(ハン)は解けず、堕落した人類が神様の前に顔をあげて、創造本然の親子の関係を復帰することはできません。その道を、長男のユダヤ教、次男のキリスト教、そして三男の統一教が果たしていかなければなりません。

 したがって、「後天時代」の宣布が成されたとしても、まだ行かなければならない蕩減路程が、人類に残されているのです。

それゆえ、真の孝子の道を行くために、顯進様が真の父母様のもとに帰って来られ、父母様と共に生活され、共に行動される日が来ることを、私たちは切に願っています。