UCI側が広める金鍾奭著『統一教会の分裂』の〝虚偽〟を暴く(8)――書籍に散見する〝み言改竄〟の問題・その2

文責:教理研究院

注、真の父母様のみ言は、「青い字」で, UCI(いわゆる「郭
グループ」)側の主張は「茶色の字」で区別しています。

 UCI(いわゆる「郭グループ」)側が、2016年の秋頃から日本で集会を行って広めている金鍾奭著『統一教会の分裂』(日本語訳)には、真のお母様をおとしめる〝み言改竄〟や〝誤訳〟〝文脈を無視したみ言引用〟が散見します。

 まず、原本である韓国語版の『統一教会の分裂』は、み言を継ぎ接ぎすることで意味を歪曲させる〝み言改竄〟を行っており、その歪曲した文章を、さらに日本語訳は自分たちに都合の良いように悪意を持って〝誤訳〟しています。
 今回は、『統一教会の分裂』で論じられている〝父子協助時代、母は必要ない〟と解釈する誤りについて明らかにします。

(1)金鍾奭氏が主張する「父子協助時代、母は必要ない」と解釈する誤り
   ――み言の「出典文献」に関する意図的な隠蔽行為

  まず、問題となる箇所を『統一教会の分裂』から引用します。

 「2000年11月には『母子協助時代が終わって父子協助時代が到来したので、母は必要なく、父と息子が一つにならなければならない』と語った」70ページ)

 上述のように、金鍾奭氏は、お父様が2000年11月に「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」と語られたと述べ、その根拠として以下のみ言を引用します。

 「ですから直接的で完全な愛の種を家庭的に受けて、父と息子が直系で連結されるのです。ここには母が必要ありません。母子協助時代と父子協助時代とは違うのです。絶対愛によって神様が女を抱いてきましたが、そこに相対的立場に立とうとすれば絶対服従しなければならないのです。その言葉は母に対する言葉です。母子協助時代を蹴飛ばして父子協助時代に移るので、母はここに協助しなくても絶対信仰、絶対愛、絶対服従していくことによって蕩減する為に苦労した全ての祝福を天から受けることができるのです」マルスム選集456465ページ2000年11月11日/『統一教会の分裂』70ページの注釈)

 金鍾奭氏は「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」とお父様が語ったと主張しますが、そのみ言の根拠として、マルスム選集456465ページを挙げています。しかし、これは全くデタラメな出典の表記です。
 まず、『文鮮明先生マルスム選集』456巻には「465ページ」というページは存在していません。456巻は316ページまでしかありません。
 『統一教会の分裂』の出典表記の〝虚偽〟を理解するために、マルスム選集456巻で語られているみ言の題目及び日付、場所、ページ数などを以下、記載します。
 マルスム選集456巻には2004年6月25日(金)から6月30日(水)までのみ言が収録されおり、目次を見ると、次の6つの題目のみ言になっています。

①「絶対価値観と愛の主人」。2004年6月25日(金)に韓国の麗水・清海ガーデンの早朝訓読会で語られたみ言であり、9~83ページです。
②「不変と本質と統班撃破活動」。2004年6月27日(日)に麗水・清海ガーデンの早朝訓読会で語られたみ言であり、84~141ページです。
③「霊界の実相と《天聖經》訓読生活」。2004年6月28日(月)に麗水・清海ガーデンの早朝訓読会で語られたみ言であり、142~204ページです。
④「一心不乱萬生懸命で努力しよう」。2004年6月29日(火)に麗水・清海ガーデンの早朝訓読会で語られたみ言であり、205~252ページです。
⑤「天曜日と《天聖經》を中心とした伝統相続」。2004年6月30日(水)に麗水・清海ガーデンにて、第8回安侍日の敬礼式及び早朝訓読会で語られたみ言であり、253~292ページです。
⑥「天一国主人家庭と絶対価値観設定」。2004年6月30日(水)午後9時50分から麗水・清海ガーデンで語られたみ言であり、293~316ページです。

 以上、マルスム選集456巻には、2004年の6つのみ言が収録されており、316ページまでしかありません。
 次に、2000年11月11日に語られたみ言が、マルスム選集の何巻にあるのかについて見ていきます。マルスム選集338巻を見ると、2000年10月28日から同年12月1日までのみ言が収録されています。その目次を見ると12の題目のみ言があります。

①「祖国光復に向かって絶対信仰で進もう」。2000年10月28日(土)韓国、中央修錬院でのみ言です。
②「一族とクリスチャン達を伝道しよう」。2000年10月28日(土)韓国、中央修錬院でのみ言です。
③「真なる芸能人」。2000年10月29日(日)韓国、漢南国際研修院でのみ言です。
④「大洋圏の開発と自立基盤の構築」。2000年10月29日(日)午前9時10分、漢南国際研修院でのみ言です。
⑤「愛の完成の為の生涯」。2000年10月29日(日)午後4時、天宙清平修錬苑でのみ言です。
⑥「家庭王権宣布と解放圏時代の到来」。2000年10月30日(月)韓国、漢南国際研修院でのみ言です。
⑦「ハワイを中心とした海洋摂理」。2000年11月18日(土)米国、ハワイ・オアフ島でのみ言です。
⑧「血統復帰と真の愛の実体」。2000年11月26日(日)米国、イーストガーデンでのみ言です。
⑨「天国の門の鍵」。2000年11月28日(火)米国、イーストガーデンでのみ言です。
⑩「血統の重要性」。2000年11月30日(木)ブラジル、パンタナールでのみ言です。
⑪「愛の典型路程」。2000年11月30日(木)パラグアイ、オリンポでのみ言です。
⑫「神様王権即位式の為の宣布」。2000年12月1日(金)ブラジル、パンタナールでのみ言です。

 以上、マルスム選集338巻には、2000年10月28日から同年12月1日までのみ言が収録されていますが、2000年11月11日のみ言は収録されていません。
 実は、2000年11月11日のみ言は『主要儀式と宣布式Ⅳ』(成和出版社)の中に「父子協助時代宣言」という題目で収録されており、そこに掲載されているみ言を『統一教会の分裂』は引用しているのです。『主要儀式と宣布式Ⅳ』の韓国語版では456~465ページ、日本語版では593~605ページに収録されています。このみ言は、13ページ、196行分にも及ぶみ言です(日本語版)。

 金鍾奭氏は「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」とお父様が語られたとするその根拠のみ言を「マルスム選集456巻465ページ」から引用したと記載していますが、この『統一教会の分裂』の文献出典は、実際には、『主要儀式と宣布式Ⅳ』からであり、意図的な改竄です。
 み言の出典表記に、架空のページ数を記載することは絶対にあってはならないことであり、この事実は、『統一教会の分裂』が、お母様をおとしめる目的をもって書かれており、読者を欺くための書物であることを裏付ける証拠の一つであると言わざるを得ません。

(2)み言を継ぎ接ぎすることで、意味を改竄する悪意の引用

 金鍾奭氏は〝み言の出典〟を偽っているだけでなく、彼が「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」とお父様が語られたとするみ言は、原典に当たってみると、大幅に継ぎ接ぎされているものであり、その意味も改竄されている事実が明らかとなります。
 金鍾奭氏が〝み言の出典〟を偽ったのは、大幅に継ぎ接ぎしている事実、およびみ言の意味を改竄している事実などを読者に悟られないようにするための〝隠蔽工作〟ではないかとさえ疑わざるを得ないものです。
 以下、『統一教会の分裂』に引用されているみ言を再度、記します。

 「ですから直接的で完全な愛の種を家庭的に受けて、父と息子が直系で連結されるのです。ここには母が必要ありません。母子協助時代と父子協助時代とは違うのです。絶対愛によって神様が女を抱いてきましたが、そこに相対的立場に立とうとすれば絶対服従しなければならないのです。その言葉は母に対する言葉です。母子協助時代を蹴飛ばして父子協助時代に移るので、母はここに協助しなくても絶対信仰、絶対愛、絶対服従していくことによって蕩減する為に苦労した全ての祝福を天から受けることができるのです」マルスム選集456465ページ2000年11月11日/『統一教会の分裂』70ページの注釈)

 上述のみ言を、原典に当たってみると、上述の文章は、一段落(パラグラフ)で構成されたみ言ではありません。前後の文章を、大幅に省略して、継ぎ接ぎしながら創作したみ言です。
 どのように継ぎ接ぎしながらみ言を改竄しているのか、『主要儀式と宣布式Ⅳ』(日本語訳)から、省略部分を示しながら以下、み言を表記します。

 (冒頭の書き出しから89行を省略)……ですから直接的で完全な愛の種を家庭的に受けて、父と息子が直系で連結されるのです。ここには母が必要ありません。……(56行を省略)……母子協助時代と父子協助時代とは違うのです。……(9行を省略)……絶対愛によって神様が女を抱いてきましたが、そこに相対的立場に立とうとすれば絶対服従しなければならないのです。その言葉は母に対する言葉です。……(2行を省略)……母子協助時代を蹴飛ばして父子協助時代に移るので、母はここに協助しなくても絶対信仰、絶対愛、絶対服従していくことによって蕩減する為に苦労した全ての祝福を天から受けることができるのです。……(最後までの34行を省略)(注、この文章は『統一教会の分裂』の翻訳文)

 以上のように、金鍾奭氏が「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」と主張する根拠として引用したみ言は、前後の文章を大幅に省略し、継ぎ接ぎしながら、意図的に改竄したものであることが分かります。しかも、継ぎ接ぎするだけでなく、み言の意味も、原典と比較すると、改竄していることが明白になります。
 結局、金鍾奭氏がみ言を大幅に継ぎ接ぎした目的は、お父様が「2000年11月には『母子協助時代が終わって父子協助時代が到来したので、母は必要なく、父と息子が一つにならなければならない』と語った」(『統一教会の分裂』70ページ)として、〝お母様は必要がない時代に入った〟と主張したいがために、それに合うように〝み言の改竄〟をするために他なりません。

(3)悪意ある〝み言削除〟及び〝み言解釈〟

 次に、金鍾奭氏が引用したみ言の削除と、み言解釈に関する〝問題〟について確認していきます。以下、『統一教会の分裂』の文章と『主要儀式と宣布式Ⅳ』の文章とを比較してみます。

 「ですから直接的で完全な愛の種を家庭的に受けて、父と息子が直系で連結されるのです。ここには母が必要ありません」(『統一教会の分裂』70ページの訳文)

 「ですから、直接的で完全な愛の種を家庭的に受けて、父と息子が直系で連結されるのです。そこには母親は必要ありません」(『主要儀式と宣布式Ⅳ』599ページの文)

 『主要儀式と宣布式Ⅳ』の599ページにはそこには母親は必要ありません」とありますが、このみ言を正確に知るためには、その前後を理解しなければなりません。『統一教会の分裂』が省略、隠蔽した少し前の部分に、重要なみ言が隠されているのです。実は、『統一教会の分裂』が省略した部分を見ると、『主要儀式と宣布式Ⅳ』598~599ページのみ言は、次のようになっています。

 「母子摂理時代ではなく父子摂理時代なのです。真の父母が出てくる前までは母親たちは息子たちを育てながら迫害を受けてきましたが、神様を中心として、直接、真の父母を中心として、息子と娘が生まれたために、これからは母親がいなくてもかまいません。母の時代は過ぎ去り、父子摂理時代へと越えていくのです。それゆえ、神様を中心として真の父が現れ、真の父を中心として真の母が現れ、そこから生まれた息子と娘たちには、サタンは手をつけられないのです」注:『統一教会の分裂』が省略しているみ言)

 お父様は、ここで「母親」という言葉と「真の母」という言葉とを、明確に使い分けておられます。お父様は真の父母が出てくる前までは母親たちは息子たちを育てながら迫害を受けてきました」と語っておられ、母親がいなくてもかまいませんとは、「真の母」を指して語っておられる言葉ではないのです。事実、「母の時代は過ぎ去り、父子摂理時代へと越えていくのです」と語られた直後、「それゆえ、神様を中心として真の父が現れ、真の父を中心として真の母が現れ…云々」と語っておられ、〝母親〟の代わりに〝真の母〟が現れたことを明確に述べておられます。したがって、「母親がいなくてもかまいません」というのは、〝真の母〟を指して語られた言葉なのではありません。

 次は、日本語訳の問題点について指摘します。

 「母子協助時代と父子協助時代とは違うのです(『統一教会の分裂』70ページの訳文)

 「母子協助時代と父子協助時代違うということです(『主要儀式と宣布式Ⅳ』602ページの文)

 『主要儀式と宣布式Ⅳ』では、「母子協助時代と父子協助時代違うということですとなっています。この文章を読めば、通常なら、どのように母子協助時代と父子協助時代は違うのかという探究心が芽生えてきます。ゆえに読者は、その内容を知るために前後の文章を読むことが必要になります。しかし、『統一教会の分裂』の日本語訳では「母子協助時代と父子協助時代とは違うのですと訳すことで、この一文だけで完結させており、父子協助時代とは母子協助時代とは違うという意味に仕上げているのです。これは、前後の文章を隠蔽させ、「母は必要ない」という論理展開をなすために訳文を作り上げているものと言わざるを得ません。

 「絶対愛によって神様が女を抱いてきましたが、そこに相対的立場に立とうとすれば絶対服従しなければならないのです。その言葉母に対する言葉です」(『統一教会の分裂』70ページの訳文)

 「絶対愛のために神様は女性を抱いてきたのですが、そこに相対的立場に立とうとするならば、絶対服従しなければならないのです。この話は、母親に対しての話です」(『主要儀式と宣布式Ⅳ』603ページの文)

 『主要儀式と宣布式Ⅳ』は、「絶対愛のために神様は女性を抱いてきた」と訳されています。しかし、『統一教会の分裂』は、「絶対愛によって神様が女を抱いてきました」と翻訳します。「絶対愛のために」「絶対愛によって」ではニュアンスが全く違います。
 「(2)み言を継ぎ接ぎすることで、意味を改竄する悪意の引用」の項目の、2つ目のパラグラフで取り上げた『統一教会の分裂』が継ぎ接ぎして改竄しているみ言を読めば、金鍾奭氏の意図が見えてきます。

 この改竄したみ言の「母」の部分を「韓鶴子」の名前に置き換えて読んでみれば、その意図が見えてきます。すなわち、『統一教会の分裂』が言いたいのは、今や、「父と息子が直系で連結される(父子協助時代な)ので」もう「ここには母(韓鶴子)が必要ありません」。母子協助時代のときは、「絶対愛によって神様が女(韓鶴子)を抱いてきましたが、そこに相対的立場に立とうとすれば(韓鶴子が)絶対服従しなければならないのです。その言葉は母(韓鶴子)に対する言葉です」しかし、今や父子協助時代になったので、「母子協助時代を蹴飛ばして父子協助時代に移るので、母(韓鶴子)はここに協助しなくても(父と息子が)絶対信仰、絶対愛、絶対服従していくことによって蕩減する為に苦労した全ての祝福を天から受けることができるのです」。このように読ませたいために、日本語訳を変えていることがよく分かります。
 ところが、『主要儀式と宣布式Ⅳ』の日本語訳の「絶対愛のために神様は女性を抱いてきた…云々」との文言にすると、そのようなニュアンスが弱まってしまって、彼らのお母様をおとしめようとする目的が、十分には達成できないためであると言えます。

 次に、意図的に言葉を〝削除〟している問題について、指摘します。

 「母子協助時代を蹴飛ばして父子協助時代に移るので、はここに協助しなくても絶対信仰、絶対愛、絶対服従していくことによって蕩減する為に苦労した全ての祝福を天から受けることができるのです」(『統一教会の分裂』70ページの訳文)

 「母子協助時代を退けて、父子協助時代へと越えていくために、母親はここに協助しなくても、絶対信仰・絶対愛・絶対服従していくことによって蕩減するために、苦労した時代のすべての祝福を天から受け取ることができるのです」(『主要儀式と宣布式Ⅳ』603ページの文)

 『主要儀式と宣布式Ⅳ』は苦労した時代のすべての祝福と訳していますが、『統一教会の分裂』では、苦労した全ての祝福と翻訳しています。『統一教会の分裂』が省略した部分を、『主要儀式と宣布式Ⅳ』と比較しながら読んで確認すれば、より明確になることですが、この苦労した時代とは、母子協助時代において〝母親〟が苦労したことを指しています。

 『統一教会の分裂』では苦労した全ての祝福と訳しており、意図的に「時代の」を削除しています。韓国語の原文にも「수고한 모든 시대의 축복」とあります。それにもかかわらず「時代の」を削除しているのです。
 この事実を通じて言えることは、『統一教会の分裂』が「韓鶴子の不従順」によって、「すべての祝福を天から受け取ること」ができない状況になったと主張したいがために、「時代の」を意図的に削除し翻訳していると考えざるを得ないのです。

 したがって、『統一教会の分裂』で「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」と主張する根拠となるみ言の引用は、意図的に継ぎ接ぎして創作した〝み言改竄〟であり、さらにその翻訳の作業も、真のお母様をおとしめるための取り組みであると言えます。

(4)父子協助時代とは、「母は必要ない時代」であるのか?

 『主要儀式と宣布式Ⅳ』に掲載された「父子協助時代宣言」のみ言を理解するために、主要な部分を以下、引用します。

 「先生を中心とした子女たちが生まれたために、父と息子、父子摂理時代になるのです。母子摂理時代ではなく父子摂理時代なのです。真の父母が出てくる前までは、母親たちは息子たちを育てながら迫害を受けてきました、神様を中心として、直接、真の父母を中心として、息子と娘が生まれたために、これからは母親がいなくてもかまいません。母の時代は過ぎ去り、父子摂理時代へと越えていくのです。それゆえ、神様を中心として真の父が現れ、真の父を中心として真の母が現れ、そこから生まれた息子と娘たちには、サタンは手をつけられないのです(598~599ページ)

 「蕩減というものがなくなったのです。母子協助時代が完全になくなって、神様と真の父と真の息子の血筋が連結しうる解放圏の最上地点に立ったのです」(599ページ)

 「父子協助時代に生命の種を抱いて育てようとする女性たちは、夫に対して絶対服従しなければなりません。女性たちが今まで本然の夫求めてくるのに、数千年、数万年の間、犠牲になってきたという、その受難の歴史を越えて本然の夫迎えることができる立場に立てば、絶対信仰・絶対愛・絶対服従の道理を果たさなければならないのです」602ページ)

 以上の内容を整理すると、母子協助時代とは「真の父母が出てくる前」までのことを言っており、この時代は「母親たちは息子たちを育てながら迫害」を受けてきたというのです。
 しかし、父子協助時代とは「真の父母を中心として、息子と娘が生まれた」ことで始まり、迫害を受けてきた「母親がいなくても」よく、「母の時代」は過ぎ去って、(母親が迫害を受けた)母子協助時代が完全になくなった」時代なのです。

 また、父子協助時代とは「神様と真の父と真の息子の血筋が連結」されたことを意味します。それゆえ、父子協助時代の女性たちは、本然の夫「絶対信仰・絶対愛・絶対服従の道理」を果たさなければならないと述べておられるのです。
 したがって、父子協助時代とは「母が必要ない」時代、すなわち「真の母は必要ない時代」なのではなく、母子協助時代のような「母親は必要ない」時代になるということです。すなわち、「母親たちは息子たちを育てながら迫害」を受けてきたような、そのような「母親は必要ない」時代になったという意味なのです。
 父子協助時代によって、真の父母を中心として、息子と娘」が生まれました。すなわち、父子協助時代だからこそ「神様を中心として真の父が現れ、真の父を中心として真の母が現れるのであって、それゆえ〝真の母〟は絶対に必要な時代となったのです。

 以上のことから、『統一教会の分裂』の70ページに、「2000年11月には『母子協助時代が終わって父子協助時代が到来したので、母は必要なく、父と息子が一つにならなければならない』と語った」とする金鍾奭氏のみ言の解釈は、み言を大幅に継ぎ接ぎし、その意味を改竄することで作り上げた〝虚偽〟の主張であることが分かります。
 UCI側を支持する人々は、真のお母様の位相をおとしめるために、み言を継ぎ接ぎし、そうやって改竄したみ言を用いて、「父子協助時代が到来したので、母は必要ない」という歪曲したみ言の解釈を行っているのです。
 一つ一つ検証していくと、金鍾奭著『統一教会の分裂』は、悪意に満ちた〝虚偽の本〟であると言わざるを得ません。

 序文にも書いたように、原本である韓国語版の『統一教会の分裂』は、お父様のみ言を継ぎ接ぎすることで意味を歪曲させる〝み言改竄〟を行っており、その歪曲した文章を、さらに日本語訳は自分たちに都合の良いように悪意を持って〝誤訳〟していることを証明する文章に他なりません。
 私たちは、このような悪意のあるみ言改竄によるお母様の位相をおとしめる策略に惑わされてはなりません。そして、UCI側を支持する人々は、このようなみ言改竄とそれを流布することが、真のお父様の位相をもおとしめ、真のお父様を裏切り、摂理を誤らせる行為であることをはっきりと悟り、自らの行いを猛省すべきなのです。