文顕進様への手紙
日本統一教会食口一同
敬愛する顕進様、お元気でお過ごしでしょうか?
顕進様が、1990年代後半より、真のご家庭の一員として、全体に刺激を与えながら、神様の摂理を完遂せんが為に、情熱を以て取り組んで来られ、また今日もお変わりない姿勢でみ旨に臨んでおられる事を、日本の食口全員はよく承知しております。顕進様を再びお迎えし、更なる摂理の進展をお手伝いするようになることを、日本一同はお待ち申し上げるところです。
ただ一点、残念なことは、「真の父母様の指導下にない」と言われる状態が長らく続いている点です。ご存じのとおり、日本は、真の父母様の直下でご指導を受け、韓国を支え母の国として世界摂理を担っている教会です。また、真の父母様から、「真の父母宣布文」のご指導を頂いております。
そのため、畏れ多い事ですが、たとえ真の父母様を慕う真の御子女様であっても、「真の父母様の指導下にない」状態では、日本は顕進様のご指導を頂くわけにはいかない事をご承知ください。現時点では、日本にお立ち寄りされ、食口をご指導なさる前に、真の父母様の元に赴かれ、その祝福と許諾を以て、この問題を解決いただけますよう、切望いたします。
近日、「顕進様がご来日され、いくつかの集会に参加される」との知らせが入っております。このことに関して、幾つか申し上げさせていただきます。
1.郭グループ問題に隠れた反対派の動き
日本は、共産党と闘いながら世界摂理を担当してきた経緯があります。結果として、左翼知識人が手を結ぶ形で、世界でもまれにみる組織的かつ緻密な統一教会反対勢力が形成されています。彼らは同時に利益集団でもあり、拉致などの統一教会反対ビジネスで儲けて来ました。
拉致監禁ビジネスが行き詰りつつある彼らは、最近では、教会本体の切り崩しに方針を切り替えつつあります。既成家庭婦人や先輩家庭、はては二世などをターゲットにしながら、拉致監禁でおなじみの真の家庭に対するネガティヴな情報を洪水のように提供し、食口の心を砕いていくのです。
誠に遺憾ながら、「現指導部」に批判を加える立場からのご発言は、これら反対派と、教会内の不満層に格好の口実を与えるものとして、本来のご発言の趣旨と異なった文脈に利用されております。
このように、現状では、ご来日やご発言自体が、現実的にご父母様の摂理にブレーキをかける方向に利用されてしまう事をご報告申し上げ、ご来日と集会に関する予定をご検討いただけますようお願いいたします。
2.主催者である山本忠彦氏の問題
現時点で、6/3の出版記念集会の主催者は、山本忠彦氏(6500家庭)となっています。この方は、過去十年間、教会に対して批判的で、摂理貢献もほとんどなく、ほぼお休み状態であったことが分かっています。その一方で、過去三年で191本ものコラムをブログに連載し、教会批判の文脈で顕進様を支持してきました。その主張は、禹グループ・岡本グループの主張の流れを汲んでいると分析されています。
どのような経緯があったかはわかりませんが、山本氏がこうした課題を抱えた人物であることを顕進様はご存じでしょうか?
本部で6/3の集会に対しては、明確に不参加を呼び掛けています。その理由は、「教会批判者が主催する集会に食口を集めているから」であります。同じ理由で、「異端グループに近い教会批判者が主催する集会に御子女様が参加する」ことは、郭グループ問題を抜きにしても、最大限回避すべき事態である事は明らかではないでしょうか?
現時点で、もし山本氏主催の集会に参加される予定であるならば、是非ともキャンセルしていただきますようお願いいたします。
3.郭グループからの情報発信
最後に申しあげたいことは、情報発信についてです。インターネットを見ると、現在の状況は、顕進様の主張される発信に、発信元が分からない教会批判・真の家庭批判・真の父母批判が無秩序に混ざり合っている状態です。顕進様の「真の家庭に対しての発言を控えてきた」とのお言葉は真実だとしても、足下のメンバーや、郭グループに賛同する立場の人々、また反対派の「成りすまし」による言論は、真の家庭と真の父母様の尊厳性を傷つけ、貶めています。
現状では、「教会=悪」という前提で、教会からのどんな取り組みもネガティヴな解釈で認識され、報じられてしまいます。公文は「強権発動」、問題指摘は「審判」、説明は「脅迫」、説得は「恐喝」、また真の父母様のみ言も「ねつ造」と歪めて表現されているのです。そして最近では、顕進様の願いとは無関係に、これら付随的な言論によって、教会や真の家庭に対するイメージダウンが深刻化しています。従って教会では、こうした付随現象を含めて「郭グループ問題」と括って対応せざるをえない現状なのです。
このような付随現象のもたらす深刻な影響について、顕進様は何とぞ把握していただき、ご配慮いただきますようお願いいたします。
顕進様の御活動や言動が、その本意をこえて反対派の餌となり、不満層の肥やしとなって、摂理の妨害を利している事を、上記の如くご説明いたしました。
以上のごとくお伝えした内容に基づき、現時点でご計画されている訪日や集会の予定がおありでしたら、ご検討の上、キャンセルをいただけますよう、ご協力を申し上げます。
なお、このような書面を差し上げる事は非常に畏れ多く、また申し訳ないことではありますが、摂理の健全なる進展のためにやむを得ない事として、ご了承いただきますようお願いいたします。
一日も早く、真の父母様の前に戻られ、摂理をご指導いただける日が来ることを、日本全体がお祈りしております。
2012年5月28日
日本食口一同を代表して
全国祝福家庭総連合会 総会長 宋ヨンソプ
宗教法人 世界基督教統一神霊協会会長 梶栗玄太郎
分捧王 小山田秀生
日本統一教会 副会長 周藤健
国際宣教協会 共同会長 古田元男