祈祷の締めくくり「ホーリー マザー・ハンに侍る」について

(注:真の父母様のみ言は「青い字」で表記しています)

【質問】2025年1月31日(天一国13年天暦1月3日)、祈祷の締めくくりが「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭」となったことについて、どのように理解したらよいでしょうか?

【上記の質問に対する見解】
 この度、「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭の名」を通して祈る時代が来ました。かつて、私たち信徒および祝福家庭は、「真の父母の名」を通して祈る時代がありました。その後、真の父母様は、祝福中心家庭の名を通して祈る時代を宣布されました。
 私たち祝福家庭の名で祈るという点においては、今回においても変わっていません。
 さて、真のお父様は1994年11月27日に、次のように語られました。
 「お母様を中心として皆さんが一体になっていかなければならない時が来ました。もう先生がいなくても、お母様が代わりにできる特権を許諾したというのです。お父様がいない時は、お母様のことを思わなければなりません。これからは可能な限り、いつでも、どこに行ったとしても、子供たちを中心として家庭と家庭がつながることを、お母様がたくさん行うでしょう。そのように理解して、先生の代わりにお母様に侍る心を持ち、祈祷もそのようにするのです。
 今までは先生を愛してきましたが、これからはお母様を愛さなければなりません。これからはお母様の時代に入っていくことを理解して、特に女性たちはそのようにしなければなりません。ここにおいて、先生が第一教主であれば、お母様は第二教主であると世界的に宣布し、天地に宣布します(「マルスム選集」265-310)

 このみ言で分かることは、これからはお母様の時代に入っていくということです。そういうお母様の時代圏においては、「先生がいなくても、お母様が代わりにできる特権を許諾した」と語っておられ、お父様は「そのように理解して、先生の代わりにお母様に侍る心を持ち、祈祷もそのようにするのですとして、「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭」の名で祈る時代が到来することを、あらかじめ語っておられたと言えます。

 実は、コリント前書12章3節において次のように述べられています。
 聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』と言うことができない
 この聖句について、聖書注解書は次のように解説しています。
 「偶像の背後には見えない魔物の霊がかくれていて、……神の霊、聖霊によらなければ、だれも《イエスは主である》とは言えない」(『新約聖書略解』482ページ)
 初代キリスト教会時代において、イエス・キリストにつながるには、聖霊によらなければならないことを明確に打ち出しているのです。すなわち、その当時「見えない魔物の霊」の惑わしによって、イエス・キリストに正しくつながることができない霊的な混乱が起こっていたためです。
 ところで、現在、家庭連合の信仰において、勝利された人間始祖の立場である「人類の真の父母様」に正しくつながらなければならない時代を迎えています。それは、人類の真の父母は永遠に一組であり、それは文鮮明・真のお父様と韓鶴子・真のお母様しかおられないということを明確にしなければならないということです。

 初代キリスト教会において、イエス・キリストと聖霊の一組が「霊的真の父母」であったように、今現在、私たち家庭連合においては、実体の真の父母は文鮮明・真のお父様と韓鶴子・真のお母様の一組しかおられないことを明確にし、天苑宮・天一聖殿入宮の時を迎え、全人類が天の父母様に実体で侍るに当たり、真の父母様の実相を証ししなければならない時代圏が来ているのです。
 ただ単に「真の父母」と表現したとしても、「偽りの真の父母」に従っては、天の父母様の怨讐となってしまいます。しかしながら、その天の父母様の怨讐が現れるようになってしまったのです。UCI・FPA(いわゆる「郭グループ」)では、文顯進・郭全淑夫妻が真の父母であると宣言しています。また、サンクチュアリ教会では、姜賢實氏を真の母にすげ替えて、真の父母だと宣言する状況に至っています。これは人類歴史上、あってはならないことです。

 「人類の真の父母」は永遠に一組であり、それは勝利した人間始祖の立場である文鮮明・韓鶴子ご夫妻しかいません。この事実について、真のお父様は聖和される約4か月前の2012年4月21日の「特別集会」において、次のように宣言しておられます。
 「創造主の資格をもって、最後に万王の王と父母の先祖の中の先祖となりうる勝利の覇権の栄光の宝座に座る人は、億千万代においてただ一つの夫婦(文鮮明・韓鶴子夫婦)であって、二つはいません(「KMS中和新聞」2012年4月27日号)
 すなわち、文鮮明・韓鶴子ご夫妻しか「人類の真の父母」はいないことを明確に宣言しておられるのです。ところが、この宣言に対して〝反逆〟しているのがUCIであり、サンクチュアリ教会などの非原理集団です。彼ら非原理集団も、祝福中心家庭の名で祈っています。彼らは、彼らなりの「偽りの真の父母」を掲げ、そのように祈っているのです。
 ゆえに、これらの非原理集団の振る舞いに惑わされないようにするため、初代教会が「聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』と言うことができない」と告白したのと同様に、今や私たち家庭連合における祝福家庭においても「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭」と告白することで、「人類の真の父母」は永遠に文鮮明・真のお父様と韓鶴子・真のお母様の一組しかおられないことを闡明(せんめい)する時代が到来しているのです。
 すなわち、天の父母様を実体で侍る〝摂理の完成〟であり〝人類歴史の完成〟と言われる天苑宮・天一聖殿入宮式を迎えるにあたって、その勝利圏と信仰を明確にしなければならないために、私たちは「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭」として、天一国の一つの共同体であることを明確にするのです。
 そのような意味から、今回の祈祷の締めくくりの文言は、極めて重要な信仰告白であると言えます。お父様は、このような時代が到来することを予見され、「そのように理解して、先生の代わりにお母様に侍る心を持ち、祈祷もそのようにするのですと語っておられるのであり、このみ言を受け、今回、祈祷の締めくくりの言葉が「ホーリー マザー・ハンに侍る祝福家庭」となったと理解することができます。

以上