12. 郭グループの「教説の欠点」は何ですか?

Q.郭グループの「教説の欠点」は何ですか?

 A郭グループに関して、彼らの「教説の欠点」は、いろいろありますが、御言から見て、下記の三点を指摘しておきます。

 1、神様のみ旨とは何か、誰がみ旨の中心か、という正しい認識がない。

これは、すでによくある質問・公式見解にあります。

 

 2、神様の創造目的である「四位基台の完成」について、四大心情圏と三大王権を完成した家庭が理想家庭であるということに関する正しい認識がない。

  この問題点は、「四大心情圏の完成」とは何か、また、いつ完成するのか、という御言の解釈の問題に関する科学的認識がないということです。つまり、対立や分裂の主要な原因は御言に関する解釈の不一致にあるのです。解釈の不一致は、科学的認識がないところに起因します。

  具体的に指摘すれば、「三大王権の完成」とは、何を意味するのでしょうか。これは、祖父母と父母と孫の三代圏に関して、「三大王権の完成」が、誰から見た「完成」なのか、また「誰が」完成したというのか、という認識がないということになります。

  言い換えると、郭グループは「真のお父様」に対して「お年を召された」と言って、中心を顯進様に置こうとしていますが、それは「神様のみ旨とは何か」、「四位基台の完成とは何か」という問題に対する認識に欠陥があるからです。

 彼らは、「神様と真の父母様と真の家庭を縦軸に」(『神様の夢の実現』)と述べていますが、神様のみ旨の中心が『永遠に真の父母様にある』という認識が欠落しているために、畏れ多くも「真の父母様」に対する批判をするのです。

 また、個性完成とか、四大心情圏と三大王権の完成と言っても、「完成した」という認識について、いつ、完成したというのか、また、なぜ完成したというのか、その論理的科学的認識がないということです。

 したがって、「真の父母様の完成」とは、「真の愛の完成と実体御言の完成」とは、という「真の父母様の完成」に関する正しい摂理的認識ができないのではないか、というのです。完成に関する科学的認識とは「定着点」についてです。

 御言から見て、真のお父様の完成なくして真のお母様の完成はなく、真のお母様の完成なくして真のお父様の完成はありません。真の愛の体恤は、相対者の成長した分だけ成長するのです。祝福家庭の関係も同じです。それでは、いつ、真の父母様は完成されたのでしょうか?

 

 3、上述の問いと関連するが、郭グループの教説には、先天時代と後天時代という記述はあっても、三大祝福と関連する「神様の直接主管圏時代とは何か」という具体的な認識がない。

 この問題点は、真の父母様の「神様の解放」と「人類の救済」という正しい蕩減復帰に関する歴史的認識がないということです(「縦横の八段階」)。つまり、それは蕩減復帰歴史の観点から見た問題認識に欠陥があるということです。

 言い換えると、縦的なものを横的に一時に蕩減復帰するという歴史認識、すなわち「縦横の八段階」と「祝福の歴史」に関する勝利の認識がないということです。

 以上、結論として言えることは、郭グループの「教説の欠点」とは、「真の父母様」に対して正しい認識がないというのです。

 「真の父母様の完成」に関して、「原理の道」と「復帰の道」に関する正しい認識も不可欠なのです。