〝先入観〟をもって深読みをするUCI側の人々――「ONE TRUTH有志の会」の反論に対する応答・その2

文責:教理研究院

注、真の父母様の公式的なみ言は、「青い字」で表記しています。

 真のお父様に原罪があったのか、または原罪なしで生まれたのかについて、周知のように真のお母様は次のように語っておられます。
 「1960年4月11日は、原罪なく生まれた独り子と独り娘が万難を克服し、天のみ旨に従って『小羊の婚宴』を挙げた日です。天にとっては栄光の日であり、人類にとっては喜びと希望の日となったのです」(2017年4月12日、『韓鶴子総裁御言選集1』55ページ、編集:鮮鶴歴史編纂苑、発行所:成和出版社、2017年11月15日発刊)
 これが真のお母様の公式的なみ言の結論です。

 ところが、「ONE TRUTH有志の会」は、教理研究院が2021年3月9日に掲載した「UCI側の〝偏見〟と〝曲解〟に基づく『法廷記録』を用いた虚偽の主張」に対して、3月11日、「【注目!】法廷記録に対する天の父母様聖会の反論」と題する反論記事を掲載しました。彼らは、2017年4月12日に語られた肝心な真のお母様のみ言には一切触れずに、今回のいわゆる「法廷証言」を〝先入観〟に基づいた立場から深読みしながら、いかにも真のお母様はお父様が原罪を持って生まれたと語られたかのように批判をします。
 それは、〝先入観〟を持った深読みに過ぎません。今回のいわゆる「法廷証言」は、真のお母様の公式的なみ言ではありません。原罪があったか否かを執拗に追及するサンクチュアリ教会側の弁護士に対し、真のお母様は自分で考えて結論を出すよう促しておられるだけで、お父様に「原罪があった」とは明言しておられません。
 今回の件について、私たちが明確にしておかなければならないことは、最初に紹介した真のお母様のみ言こそが公式的に語っておられるみ言であるという点です。すでに結論は明白なのです。

 ただし、公式的なみ言ではないにしても、いわゆる「法廷証言」において、真のお母様が明言しておられるいくつかの点があり、その一つは、弁護士が「私の理解では、あなたは文牧師を原罪があるといって讒訴して、文牧師はあなたと離婚すると脅迫したというものです。これは正しいですか? 間違っていますか?」と尋ねたのに対し、「間違っている」と明確に答えられた点です。
 さらに、真のお母様は「聖婚式で、私に会うことによって、彼は独り子の位置に上がった」という点についても、明言しておられます。
 このことに関連して、真のお父様は「イエス様は、『神様の独り子だ』と言いはしましたが、独り子になることはできませんでした(『訓教經(下)』56ページ)「神様の独り子になるには、相対(独り娘)いなければなりません(『訓教經(上)』704ページ)と語っておられます。すなわち、独り娘に出会わなければイエス様は独り子になれないというのです。天の父母様(神様)の願い、独り子と独り娘の目的は「真の父母」になることであり、独り子だけ存在してもその目的は達せられず、また、独り娘だけが存在してもその目的は達せられないのです。
 このみ言を踏まえると、真のお母様が語っておられるいわゆる「法廷証言」は、真のお父様のみ言と一致しています。
 それ以外の内容については、私たちは〝先入観〟に囚われた立場で結論をもって深読みをせずに、冷静で賢明な信仰的且つ、合理的判断をすべきものです。
 私たちは、「ONE TRUTH有志の会」の独断と偏見に基づく真のお母様批判に惑わされず、原罪なく生まれた独り子と独り娘と語られた真のお母様のみ言こそ、真実のお母様のお考えであると確信を持つべきなのです。それが、真の父母様の子女としての〝孝情〟でもあるのです。

以上